フランチャイズのオーナーは被害者なのか?| 本部と深刻な対立をするケースもあるようです

NEWSSOCRAというサイトに、セブンイレブンのオーナーの現状を伝える記事があがっていました。「セブン同士の『共食い』で命削るオーナーたち」という記事から始まる、4本の連載記事です。

ちょっと長い記事ですが、これからフランチャイズを使っての起業を考えているのなら、チェックしておいた方がいいかもしれません。フランチャイズの起業は、ばら色とばかりは言えないことがわかります。

細かい記事の内容は実際に読んでもらうとして、このページでは興味深かった点をいくつか指摘しておきたいと思います。

あたりまえだけど、本部が圧倒的に強い

フランチャイズ店舗のオーナーと本部の関係で、特に注意しておきたいのが、本部の力は圧倒的に強いということでしょう。どのくらい強いかというと、本部の意向に沿わない店のオーナーは、簡単に切られてしまうこともあるようです。

もちろん契約上は、本部が一方的に切れないようにはなっています。しかし、オーナーと本部では法律の知識が圧倒的に違いますから、そこを利用して契約解除に追い込むこともあるようですね。

あるいは、いわゆるパワハラまがいのことをして、契約解除に追い込むケースもあるようです。一番極端な例では、つぶしたいオーナーの店舗のすぐ近くに出店するなんて嫌がらせすらするようです。

これに対抗するには、オーナー同士が横の連携をするというのが現実的でしょうか。しかし、こうした動きも、本部によってつぶされることもあるようです。

本部に従順でないオーナーは邪魔者

上に書いた内容に関連するのですが、本部にとっては口うるさいオーナーは邪魔というふうに考えてよさそうですね。

まあ、これも、当然といえば当然でしょう。フランチャイズの本部にとっては、各店舗は兵隊みたいなものですからね。基本的には勝手なことをされると困るわけです。

経営の主導権を握っておきたいというのは、ごく自然な発想です。ただ、今回紹介した記事はオーナー目線の記事なので、厳しく非難されていますけどね。

マーケティング戦略も基本的には上意下達で決まっています。その意味でも、各オーナーに独自の動きをされると迷惑ということも多いはずです。

当然ですが、排除しようという動きにつながる可能性もあるわけですね。

オーナーは本部の動きに振り回されることも

もう一つ情報として有益だと思ったのが、オーナーは本部の意向で振り回されることも多いということです。

今回の記事で言うと、セブンイレブンは最近、出店のペースを速めているのだそうです。ただ、出店が増えることは、オーナーにとってはいいことではありません。

出店が増えるということは、身近に競合店ができるということです。そうすると、当然ですが、売り上げにも影響します。

つまり、身内によって売り上げが削られるわけですね。オーナーから見ると、裏切り行為に見えるでしょう。

もちろん本部としては、こうした動きがあるのはおかしいことではありません。本部が最終的に目指すのは店舗ごとの売り上げではなく、トータルでの売り上げだからです。

全体の売り上げが増えるなら、店舗ごとの売り上げが多少減っても止むを得ないというケースもあるでしょう。

さらに言うと、競合他社も出店ペースを速めているようです。他社に出店されるくらいなら、自社が出店してしまおうということなのかもしれません。

オーナーにとってはたまったものではありませんけどね。本部の動きとしては理解できない話ともいえないわけです。

本部が求めているのはお金を出してくれる労働者

何にしても、本部とオーナーの対立って、フランチャイズという仕組みではつきものであるはずです。

本部とオーナーは基本的には同じ方向を目指しているはずですが、利害対立をする場合だってあるでしょう。そうなった場合には、当然ですが、本部が強いという話です。

それに、そもそもフランチャイズの本部が求めているのは、お金を出してくれる労働者だからです。

リスクがかからず儲かるビジネスなら、当然ですが、すべてを自分がやろうと思うはずです。その方が儲かりますからね。当然、フランチャイズなんてするはずがありません。

わざわざフランチャイズという形を取る理由は、出資するときのリスクや失敗したときのリスクをオーナーに背負わせることができるからです。つまり、コンビニにおける各店おオーナーというのは、都合のいい出資者というわけです。

そして、失敗したときのリスクを負うのはオーナー自身ですから、オーナーは必死になって働くはずです。その意味で、本部としては、勤労意欲の高い労働者も手に入れることになるわけです。

オーナーは労働基準法などの縛りがある労働者ではありませんから、その意味でも立場が弱いとも言えます。弱者として法律が守ってくれているわけではないからです。

フランチャイズに加盟するなら、こうしたリスクは十分に織り込んでおくべきでしょうね。本部は常に見方というわけでもないのです。

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