プロのアナウンサーの文章ってこのレベル?| 分かりやすく伝えるとことに向き合ってこなかったのでは

フリーアナウンサーの浅賀優美という方が、アナウンサーの仕事を辞めるのだそうです。1

率直に言って、この方がどんな方なのか私は知りませんでした。ですから、彼女の引退に関してまったく思うところはありません。

プラスの感情もマイナスの感情ももっていないのです。知らない人が仕事を辞めるというだけの話なので、当たり前ですけどね。

本当に日本語のプロなのか?

でも、引退を伝える彼女のブログの文章を見て、少しだけイラっとしてしまいました。この人はアナウンサーという仕事をしながら、日本語で情報を伝えるということについて、どう考えていたのだろう。そんな感想を抱いたのです。

もっとストレートに言ってしまうと、ブログの文章が非常に読みづらいのです。日本語で情報を伝えるプロが書いた文章とは到底思えないレベルです。それにイラっとしたわけですね。

具体的に、特に気になる箇所を引用してみましょう。

大変なこともまったく大変だと感じないほど、大好きなお仕事だったのでやめるのが惜しく、自分の中でもよく考えましたが、このような決断をしました。

この文を読んでどう思います。個人的には、2つ大きな問題があると感じています。

読点の打ち方が雑すぎる

まず問題だと感じたのは、読点の打ち方です。引用した部分を分解すると、3つのパートに分かれることが分かります。

「大変なこともまったく大変だと感じないほど、大好きなお仕事だったのでやめるのが惜しく、」
「自分の中でもよく考えましたが、」
「このような決断をしました。」

この最初の部分に関しては読点の打ち方がおかしいので、何を言いたいのか理解するのに時間がかかります。具体的には、「感じないほど」の後に読点を打ったのが失敗です。

最初のパートをさらに2つに分けると次のように分けられます。

「大変なこともまったく大変だと感じないほど、大好きなお仕事だったので」
「やめるのが惜しく、」

ということは、構造的に考えれば、読点を打つは「お仕事だったので」の後にすべきでしょう。そして、最初の読点は打つべきではありません。

情報を詰め込みすぎ

そして2つ目がより大きな問題なのですが、一文が長くなりすぎたために、文意が伝わり辛くなっています。そして、一文をもっと短くすれば、読点の問題も生じなかったでしょう。

例えば、次のように区切るだけで、伝えたいことは明確になるはずです。

私にとっては、大変なこともまったく大変だと感じないほど、大好きなお仕事でした。
ですから、やめるのは惜しく感ました。
自分の中でもよく考えました。
しかしながら、熟考の末このような決断をしました。

こうやって区切るだけで、文意は明確になります。

文学作品なら意図的に長い文で書かれることもあるのですけどね。通常のブログの文章では一文が長すぎるのは完全にアウトです。

人のふり見てってやつですかね

彼女は25歳という若さですから、多くを望むのは酷でしょう。ただそれにしても、プロのアナウンサーが書く文章としては酷すぎます。

しかも、引退表明の大事な文章ですよね。少しくらいは推敲してもよさそうなものですけど。

この人がアナウンサーと自称していることに、ちょっとがっかりしました。まあ、辞める人だからよしとしましょうか。

それよりも、私たちは同じような失敗をしないように、注意したいものですね。もちろん、間違いがまったく無い文章を書くのは難しいでしょうが、意識するだけでマシにはなるはずです。


  1. 浅賀優美アナ、引退へ「違う場所で過ごしたい」
    日刊スポーツ 2016年4月13日 []

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