‘行動経済学’ カテゴリーのアーカイブ

強いモチベーションが無ければ人は現状のままを望む| カジノ解禁に反対するのは現状維持バイアスなのかな?

2016年12月7日 水曜日

2016年12月2日から4日に行われた読売新聞の世論調査によると、カジノ解禁に「反対」する人は57%もいたのだそうです。個人的には意外に大きな数字に驚きました。一方で、「賛成」した人は34%いました。1

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  1. カジノ解禁に「反対」57%…読売新聞世論調査
    読売新聞 2016/12/4 []

既に支払ったお金に引きずられて経営や投資の判断を間違わないようにしましょうね| サンクコストに引きずられている人は多そうです

2016年12月5日 月曜日

サンクコストという言葉をご存知でしょうか。日本語では「埋没費用」と呼ばれるものです。

サンクコストの「サンク」は英語の「thank」ではありません。沈むという意味の「sink」の過去分詞の「sank」ですね。ですから、日本語では埋没費用という役になるわけです。

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保有効果をビジネスに応用するにはどうしたらいい?| 中古マンションを試しに住めるようにするっていうのはどうでしょうか?

2016年11月8日 火曜日

前のページに書いたように、人間というのは自分の持ち物は価値が大きいと評価する傾向があるようです。これを保有効果と言います。

さて、この保有効果ですが、何かビジネスに応用できないでしょうか。

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いったん自分の持ち物になると、持っていない時よりも高く評価する| 行動経済学的には保有効果(あるいは所有効果)というのだとか

2016年11月8日 火曜日

人間というのは、自分の持っている物に、大きな価値があると考える傾向があるようです。これを保有効果と言います。そして、この保有効果を活用した販売方法というのも考えられているようですね。

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【プロスペクト理論】参照点(リファレンス・ポイント)は価値関数の原点です| 金融の専門家っぽい人でも間違っている事がある

2016年11月6日 日曜日

プロスペクト理論では、参照点という考え方が非常に大事です。参照点というのは、一言で言ってしまうと、価値関数の原点の事です。

価値関数は、実際の損得の額ではありません。実際の金額ベースの損得と、その損得でどのぐらい損をしたあるいは得をしたと感じるかの対応の関数ですね。これをグラフに表すと、次のようになります。

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居抜き物件は初期費用を抑えられる優れた方法| でも、裏目に出ることもあるので要注意です

2016年11月2日 水曜日

居抜き物件なら、お金をかけずに商売を始められる。でも、前のお店の印象や情報がマイナスに作用することもありそうです。

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行動経済学のプロスペクト理論はビジネスに応用ができそうです

2016年11月1日 火曜日

行動経済学の中心的な理論の一つに、プロスペクト理論というのがあります。価格決定などをする際に非常に役に立つ理論です。あるいは、広告宣伝などにも幅広く利用できる考え方でもあります。

どんな理論かすごく大雑把に書くと、お金を得たり失ったりするときに、心がどれだけ得をしたあるいは損をしたと感じるかを説明した理論と言って良いでしょう。

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物事は徐々によくなるのが好きな人が多い| 上昇選好って言うそうですよ

2015年4月20日 月曜日

あなたは勤め先の会社から、今後5年間の給与(年収)について、次のような2つの提案を受けたとします。あなたなら、どちらを選びますか?

【提案A】

  • 1年目:800万円
  • 2年目:750万円
  • 3年目:700万円
  • 4年目:650万円
  • 5年目:600万円

【提案B】

  • 1年目:600万円
  • 2年目:650万円
  • 3年目:700万円
  • 4年目:750万円
  • 5年目:800万円

この2つの提案の場合、「提案B」の方が好まれるのだそうです。人間というのは、物事が上り調子になることを好む傾向があるからなのだとか。このことを、行動経済学では、上昇選好と言うそうです。昇っていくことを好んで選ぶという事ですね。

本当にそうなのか?

上のような説明は、ある行動経済学の本に載っていたものです。数字などは弄っていますけどね。でも率直に言って、上昇選好を説明するのに上のような例は不適切なような気がするのです。

例えばあなたの能力が他社でも認められていて、年収700万円台の年収が期待できる企業への転職が可能だったとします。そんな場合は、「提案A」を受け入れて、2年とか3年後に転職する事を考えても不思議では無いですよね。

もう一つ大きく気になるのが、6年目の給与です。5年目の給与が600万円の場合よりも、5年目の給与が800万円の方が、6年目の給与が高そうですよね。となると、純粋に5年間だけの給与の話ではなくなってしまうのです。

こうなると、いわゆるアンカリングの問題になってくるのです。(参考:http://www.kjnjgn.com/375)本来の上昇選好とは話が変わってしまうわけですね。

上昇選好という心の傾向自体は正しいと認めるとしても、設問にちょっと問題がありそうな気がします。他に影響を受けそうな点が色々と想像できてしまいますから。

合理的に考えると「提案A」を選ぶべき

ちなみに、6年目以降の事を無視して転職も考えないとすると、提案Aを選ぶ方が明らかに合理的です。なぜかというと、現在の800万円の方が5年後の800万円よりも価値があるからです。

現在の800万円の方が価値があると考えられるのは、物価が上昇するからです。現在800万円で売られているものは、常識的には、5年後には800万円で買うことができないでしょう。

まあ日本の場合、デフレ傾向が続いた時期がありましたから、ちょっと納得しづらいという人もいるかもしれません。デフレ傾向だったら、先に現金を貰った方が得ですからね。

そういう方には、利息が付く分だけ現在の800万円の方が価値があるという言い方でも良いのかもしれません。年に0.1%金利がつけば、単利で計算しても、5年で4万円になりますからね。意外と大きな差が出ます。

負担ゼロで顧客満足度を上げられる?| 例えば、イベントの順番を変えるだけでイベントの満足度が上がるかも

2015年4月19日 日曜日

ピークエンドの法則というものをご存知でしょうか。

どんなものか簡単に言うと、「トータルの満足度というのは、一番満足した時の満足度と一番最後の満足度の平均で決まる」という説です。ピークとエンドの満足度で決まるので、ピークエンドの法則と言います。ちなみに英語だと、peak-end rule というそうです。

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希望小売価格や参考価格は価格維持に役立つ

2015年4月16日 木曜日

商品を製造するメーカーや輸入代理店は、希望小売価格や参考価格と呼ばれる価格をつけることが多いです。いわゆる定価というヤツですね。

商品を販売する小売店は、この希望小売価格や参考価格を考慮して、販売価格を設定します。一般的には希望小売価格や参考価格よりも少し低めのところで設定されることが多いようです。

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