別のページに書いたように、個人事業主にとって生命保険は、真剣に考えないといけないテーマの一つです。なぜなら、会社員に比べて個人事業主は、社会保障が小さくなるからです。自分である程度準備しないといけないのです。
ところで一口に生命保険と言っても、生命保険には様々な種類があります。生命保険について考えるには、どんな生命保険があるのかを知る必要があるでしょう。
そこでこのページでは、生命保険にどんなものがあるのか簡単に見てみましょう。
Contents
死亡に備える保険
生命保険の本来の機能は、死亡した時に死亡保険金が支払われると言うものです。誰かが亡くなった時に保険金が支払われるので、死亡保険と言われます。
死亡保険にはどんな種類があるのでしょうか。代表的なものを2つ見てみましょう。
■ 定期保険
定期保険は保険期間が決まっている死亡保険です。「○○歳まで」とか「10年間」と言った形で契約が結ばれます。
この保険期間の間に被保険者が亡くなった場合、死亡保険金が支払われます。保険期間が終了したタイミングで死亡していなかったら、保険金などは全く戻ってきません。いわゆる掛け捨ての生命保険です。
■ 終身保険
終身保険は保険期間が決まっていない死亡保険です。契約を解除しない限り、一生保障されます。つまり、来年亡くなっても、90歳を過ぎてから亡くなっても、同じ死亡保険金が支払われます。
定期保険との大きな違いは、解約返戻金が支払われることです。要するに、貯蓄の機能もついているわけです。
掛け捨ての定期保険に比べて保障が手厚いですが、その分保険料は高くなります。ですから、一概にどちらが得とは言えません。
貯蓄型の保険
生命保険には貯蓄型のものもあります。貯蓄型の生命保険にはどんなものがあるのか、簡単にチェックしておきましょう。
■ 養老保険
養老保険は目的の金額を貯めるのに便利な保険です。毎月一定額を積み立てていくことで、目標金額が貯められます。
また、死亡に備える死亡保険の機能がついた生命保険でもあります。積立てている期間中に被保険者が亡くなった場合、保険金が支払われるのです。ちなみにこの死亡保険金の額は、本来積立てる予定だった金額と同額です。
■ 個人年金保険
生命保険の中には、老後の生活資金に備える年金タイプのものも存在します。個人年金保険と呼ばれる保険です。
個人事業主は厚生年金に入らない分、自分で準備をしないといけません。個人年金保険は、その手段の一つとして利用することができます。
個人年金保険には、運用利回りが固定されている定額タイプと、運用次第で年金額が変わる変額タイプがあります。最近の統計を見る限り、定額タイプの方が人気のようです。
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