悩ましい!妻に仕事を手伝ってもらうのは良い選択だろうか?

個人事業主の場合、妻に仕事を手伝ってもらうと言うケースも多いでしょう。飲食店や小売だと、夫婦で一緒に働くというお店も多いですよね。でも、これって、賢い選択なのでしょうか。

時間を限定した簡単な手伝いなら、もちろんそれほど問題ないでしょう。でも、妻にも本格的に働いてもらうとなると、色々と考えないといけません。

特に難しいのが、妻が現在正規社員として働いているケースです。現在の仕事を辞めてまで起業の手伝いをさせるかどうかは、判断に迷います。

固定費を減らすことが出来るのはメリット

妻に仕事を手伝ってもらうことの大きなメリットは、人件費の節約になることです。仮にアルバイトを雇うとしたら、大雑把に言って、1時間に1,000円程度の給与が発生します。5時間働かせれば、1日5,000円です。20日働いてもらうとして、月々10万円の給与がかかります。さらに雇用形態によっては、社会保険や労働保険がかかる可能性もあります。

起業した当初は、できる限り固定費を減らしたいものです。毎月コンスタントに10万円以上がかかるとすれば、影響は小さくありません。

しかし、同じ時間妻に手伝ってもらうとすれば、この固定費は節約できます。これは、やっぱり、起業直後にはありがたいことです。資金繰りの大変さがぜんぜん違います。

1日5時間程度なら、正規雇用で働いていない限りは手伝ってもらえる可能性も大きいでしょう。現実的な固定費の削減方法だと思います。

リスクの分散ができないというデメリットも

しかし、妻があなたと一緒に働くと言うことは、あなたの事業以外の収入が無くなるということです。これって結構リスクが大きいですよね。

仮に妻が正規社員で、月々20万円の手取りがあったとします。これくらいの手取りがあれば、仮にあなたの仕事が上手くいかなくても何とか食べていくことは出来ます。

従業員を雇うのは確かに高コストです。妻に一緒に働いてもらって、固定費を下げるという選択はありうるでしょう。例えば、上の例だとアルバイト2人分の働きをしてもらうことも可能です。

ただ、リスクを分散すると言う意味ではちょっと危ないことだと思うのです。それだったら、妻には正規雇用で引き続き働いてもらう方が良いのかなあと思います。

まあ、判断は難しいですけどね。業種などにもよるでしょうし。

妻にアルバイトをしてもらう方が良いのかも

さらに言うと、簡単な手伝いすらしてもらわない方がいいという選択すらできるかもしれません。どうするかというと、妻に手伝ってもらう代わりにアルバイトを雇うのです。その代わり、妻には外でアルバイトなりパートタイムの仕事をしてもらいます。

一見おかしな事をしているように見えるかも知れませんが、リスクの分散と言う意味では効果があります。万が一事業が上手くいかないときに、少しでも収入源を用意しておくのです。

まあ、実際にここまでやる人は少ないでしょうけどね。

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