友人と一緒に共同オーナーとしての起業は意見対立が心配

個人事業主としてビジネスを始めようとする人の中には、友人と一緒に商売を始めようと言う人も少なくないでしょう。気心の知れた友人と一緒に起業なんて、なんだかちょっと楽しそうですよね。

また、一人で起業すると、一人きりで物事を考え作業する時間が増えます。最終的に決断するのも自分自身です。精神的に弱い人だと、短い期間でまいってしまうでしょう。

でも現実問題として、友人とビジネスを始めるのは賢い選択なのでしょうか。上に書いたようなメリットがある一方で、意外と難しい点があったりするのでしょうか。

物事を決定するのが難しくなりそう

誰かと一緒にビジネスを始めるのは、非常に難しいことのようです。私自身も実際に過去に経験がありますが、非常に難しかったです。特に、平等な立場でビジネスを行うとなると、酷いことになる可能性もあります。

具体的に何が難しいかというと、意思決定がなかなか出来ないというリスクがあります。意見が衝突して、決めるべきことを決められなくなるのです。

広告宣伝をするケースを考えてみましょう

抽象論だと分かりにくいので、具体例を挙げてみましょう。例えば、お店を紹介するために、広告宣伝をしようと思ったと考えましょう。小額で出来る広告宣伝としては、チラシを作って配る、タウン誌に広告を掲載する、ウェブサイトを作ってネットで宣伝するなどの方法が考えられます。

個人事業主の場合は、それほど広告宣伝の予算はありません。そうすると、どの媒体を使って宣伝するかは意見が分かれる可能性も大きいです。

しかも広告宣伝は、売り上げを左右する重大な要素です。ですから、結構もめる可能性も大きいでしょう。

さらに言うと、広告予算をいくらにするかという段階で、意見が分かれる可能性がありそうです。個人事業主の場合は自分の懐からの直接の出費なので、お互いシビアに考えますからね。

あるいは、広告を出したのに思ったよりも反響が無かったら、責任の擦り付け合いになる可能性も大きいでしょう。特に、意見対立があって片方が妥協した場合などは、妥協した側の不満は募るはずです。

時間が経てば経つほど関係がこじれることも

共同経営を考える人は、「自分達は仲が良いから大丈夫」と思っているかもしれません。しかし、実際にやってみるとなかなか難しいことに気づくはずです。

特に難しいのが、上のような意見の対立は1回で終わる話では無いという点です。2人トップがいる状態が続く以上、ずっと続いていくのです。

最初は許しあえていたとしても、長期間で考えるとね。色々と大変なことが想像できるでしょう。

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