個人事業主が出しやすい広告といったら、やっぱりタウンページの広告でしょう。インターネットなんていうものが出来る前は、「まずは電話帳に広告掲載を」と言う感じでしたよね。
最近は競合する広告も多いので、以前のように絶対的なものではありません。率直に言って、ネット広告の方が利用しやすいです。また、タウン誌のようなものも少なくありません。
ネットでの評判を見ても、広告としての価値に疑問があるというようなことを書く人も多いです。確かに、インターネットが出来る以前と比べれば、効果が落ちているのは間違いないでしょう。そもそも固定電話を使わないので、電話帳なんて開かないですからね。私自身に関して言えば、電話帳なんて数年に1回程度しか開かなくなりました。
それでもタウンページは、定期的に各家庭に配られて、一定期間保存される可能性が高い媒体であることは間違いありません。出稿を検討してみる価値はあるはずです。
業種によっては有効でしょう
業種によっては、明らかにタウンページは有効な媒体だと考えられます。
例えば、水まわりのトラブルがあったとしましょう。一部の得意な人を除いて、普通は素人には手におえませんよね。こんなときには、近所の業者を探して対処してもらうことになります。
近所に良く知った業者でもあれば別ですが、そうでない場合は何とかして近所の業者を探すことになります。こんなときには、選択肢は大体3つでしょう。
- 近隣に住む知人友人に情報を提供してもらう
- インターネットで業者を探す
- タウンページで業者を探す
こんなふうに業者を探す場合は、自宅近所を選ぶはずです。やっぱりタウンページは使いやすいはずなんですよね。そうであれば、タウンページへの出稿は意味があることになります。
こういったケースは工事関係だけではありません。弁護士やら税理士に仕事を頼む時も、タウンページに頼る可能性が大きそうです。あるいは、仕出し弁当を頼む時などもタウンページを使う確率は大きそうです。歯医者を探すのにも使う可能性はあるかな。
こんなふうに、自分の身近な情報を探す時には、やっぱりタウンページは便利なのです。ですから、商売をする上でも、広告媒体として使い道はあるわけです。
成約率が高い可能性は大きそうだね
また、タウンページの広告で情報を得た場合は、おそらく成約率は高くなると考えられます。これも大きなメリットと言って良さそうです。
インターネットは比較検討がしやすいメディアです。あなたのお店の情報にたどり着きやすいのと同じくらい簡単に、ライバル店の情報も得ることが出来ます。せっかくあなたのお店の情報を提供できても、まだ候補の一つに過ぎないのです。簡単に比較検討されてしまいます。
一方で、タウンページを見て電話をしてきた場合は、かなり本気度が高いと考えられます。いくつも電話して比較検討するというのは、ネットを使う場合よりも面倒ですよね。
それに、タウンページで情報収集をする場合は、切羽詰った状態である確率も高そうです。これは、上に書いたように、タウンページで調べる状況を想像すると納得して頂けるのではないでしょうか。
状況的に困っていているのなら、ある程度料金は度外視で考えるでしょう。手っ取り早く希望を満たしたい人が多いはずですから。細かく価格を比較検討されるなんてことも無いわけです。
少しでも高く売るのは商売の基本ですからね。価格競争と無縁な所で勝負をするのは大事です。
テストマーケティングをしてみる価値はありそうです
ちなみに、タウンページの広告料は、部数などによって違うようです。サイトを見ても、細かい料金は載っていませんでした。
ただ、何れにしろ、それほど高いものではありません。効果があるかどうかは、一度試してみても良いのではないでしょうか。
費用対効果をはかるには、どの程度の顧客が実際にタウンページを見て情報を得たのかを知ることが必要です。効果測定をしないと、広告が有効かどうかは分からないですからね。
電話などで問い合わせを受けるような業態の場合は、電話を受けた時に一言聞いてみれば良いでしょう。これはそれほど難しくないですよね。
業態によっては、なかなか効果測定が難しい場合もありますけどね。可能な限り、判断できる情報を集めるようにしましょう。
効果測定ができれば、今後もタウンページを使い続けるか否かの判断をすることが可能です。
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