日本郵政には、地域一帯の家庭にDMを配達してくれるサービスがあります。「配達地域指定郵便物」と言います。
それほど頻繁ではありませんが、時々郵便うけの中で見かける人もいるでしょう。経験的には、新築マンションの案内とか新車の販売などで使われているケースが多いような気がします。
地域を指定して配達してくれるので、エリアを決めて営業している個人事業主にも使い道はあるのではないでしょうか。ちなみに、通常の郵便よりは安い価格に設定されています。
具体的には、次のような価格設定になっています。
[important]
- 25gまで:28円
- 50gまで:41円
- 100gまで:55円
[/important]
普通にDMを送るよりは、かなり節約が出来そうですね。
Contents
使い勝手の良さは微妙
このサービスの場合、地域内の全ての家庭に配布されることになります。つまり、ある意味無差別に送りつけられるわけですね。
名簿を用意して対象を絞り込んでDMを送る場合に比べれば、効果が落ちるのは確実でしょう。その一方で、絞込みの手間が省けるので、面倒は少ないと言えるでしょう。
効率の悪さから、おそらく単価が高い商品や利益率が大きい商品の方が利用しやすいのでしょう。新築マンションの販売や新車販売は、利益率がかなり大きいはずです。ちょうどこの手の広告宣伝手法が使いやすい商品なのでしょうね。
自分のビジネスとの相性を見極め、効果があると思えば使えば良いでしょう。
やっぱり批判はあるようです
「タウンプラス」を紹介したページでも書きましたが、この日本郵政のやり方には批判もあるようです。
ポスティングを禁止しているマンションにポスティングしているようなものですからね。嫌な思いをする人もいるはずです。
また、ポスティング業者にしてみると、日本郵政の特権的な立場を使ったサービスに見えます。不公平に感じない方がおかしいでしょう。
ちなみに、ウィキペディアには、次のような記述があります。
受取人の承諾は得ていない。日本郵政はチラシとは違うと主張しているが、 実態としてはチラシが多いことから、チラシの配布を望まない受取人に対しては迷惑行為となるケースが非常に多い。分別や処分等は受取人が無償で実施しているケースがほとんどである。ただ、受取拒否は可能である。 複数のチラシであっても、封筒にまとめる事によって、一括して送りつけることができる。 差出人は受取人にとって迷惑であろうとも、なかろうとも、郵便物として無差別にチラシを送りつけることができる。 差出人に対しては都合の良いサービスとなっているが、受取人に対しては配慮が欠けている。
まあ、受け取り側が不快な思いをするのは容易に想像できますよね。実際、私自身も、受け取ったDMは邪魔だなあと感じます。
スポンサードリンク
スポンサードリンク