新しい事業を始めようという人は、素晴らしいと思える事業アイディアを見つけた人でしょう。起業しようという野心を持っている人だと、まだ誰も考えていないような新しいアイディアを見つければ、それを実践してみようと思うのは自然なことですよね。
でも冷静に考えてみると、新しいアイディアを見つけることって、それほど難しいことではないんですよね。普通に社会生活を営んでいれば、世の中に無いサービスや大きく改善の余地があるサービスを見つけることはあります。
システムにするのが難しい
ただ難しいのはこの後です。その新しいアイディアを形にするのが難しいのです。
例えば工業製品なら、商品開発が必要でしょう。場合によっては何年もかかる可能性があります。
お金がかかるのなら、有志を募るなり出資者を探す必要もあります。人は全く新しいものには、そう簡単にお金なんて出してくれません。
新しい画期的な商品が出来たとして、どこで売るのかという問題もありますよね。あなたが作った商品を置いてくれるショップを探すのだって一苦労です。販売してくれるショップが見つかったとして、そのショップまで商品をどうやって運ぶのかなんて問題もあります。
ネットショップを作って自ら売るという選択肢も無いわけではありません。ただこの場合は、広告宣伝はどうするのかといった問題もあります。楽天市場のようなモールに出店するのか、独立したホームページで営業するのかというのは、大きな問題ですよね。あとやっぱり、この場合も配送をどうするかは大きな問題でしょう。
こういったことを行ったうえで、最終的に利益が出るような構造にしないといけないわけです。なかなか大変なことがご理解いただけるでしょうか。
新しいビジネスのアイディアを見つけるのは事業のほんの一部分
新しいビジネスのアイディアを見つけるというのは、ビジネス全体から見たらほんの一部分です。もちろん、重要な箇所ではありますが、それだけ出来れば大丈夫というものでもありません。
そのことを認識してから起業をしないと、「こんなはずではなかった」ということにもなりかねません。
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