このページでは会社を辞めた後の公的な医療保険についてちょっと考えてみましょう。
会社を辞めて個人事業主になった人は、一般的には、国民健康保険に入ることになります。会社員時代に入っていた健康保険を抜けて、国民健康保険に入りなおすわけです。
次のような感じですね。
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- 会社員時代:健康保険
- 辞職以降:国民健康保険
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2年間は任意継続被保険者でいることが出来る
しかし、会社を辞めてから2年間は、会社員の時期に入っていた健康保険に残ることも可能です。会社を辞めた後も会社員時代の健康保険に入り続ける人のことを、任意継続被保険者といいます。任意に継続する被保険者だから任意継続被保険者というわけです。そのままですね。
ちなみに、任意継続被保険者でいられるのは、会社員を辞めてか2年間だけです。ですから、2年経ったら国民健康保険に入りなおす必要があります。つまり、次のような流れになるわけです。
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- 会社員時代:健康保険
- 辞職から2年間:健康保険(任意継続被保険者として)
- それ以降:国民健康保険
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任意継続被保険者になるメリット
国民健康保険に入るのではなく、健康保険の任意継続被保険者になるメリットは何でしょうか。給付という点では、実は、この両者に大きな違いはありません。つまり、どちらに入っても大体同じです。
それでは何が違うかというと、保険料です。一般的に、国民健康保険に入るよりも、任意継続被保険者でいる方が、保険料が安いのです。
どの程度安いかは、ケース・バイ・ケースなのでなんともいえません。それでも、月々の保険料が数千円単位で安くなる可能性は、十分にあると思って良いでしょう。
1年単位で見ると、数万円程度の差になる可能性はあります。どちらがどの程度安いのかは、事前にチェックすることをおすすめします。
簡単な手続きで数万円浮くわけですから、それをしない手は無いですよね。
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