マーケティングの基本は把握しておくべきでしょう

前のページに書いたように、マーケティングというのは製品開発から販売までの商業活動の総称を指す概念です。ですから、これから個人事業主として起業しようと言う人は、マーケティングのテクニックの基礎的な部分は把握して置くと便利でしょう。

マーケティング関連の書籍に書かれているテクニックは、基本的にそれなりの規模の企業向けのものが多いです。ですから、個人事業主がそれをそのまま使えるというわけではありません。

それでも、私たちのビジネスに応用できるようなテクニックだって少なくありません。積極的に活かしていくようにしたいものです。

まずは書籍から学ぼう

マーケティングについて学びたければ、まずは書籍を買うところから始めると良いでしょう。

マーケティング関連の書籍は、書店に行けばびっくるするほどたくさんの数を見つけることが出来るでしょう。ですから、選択肢が少なくて困るということは無いはずです。

とりあえずはマーケティング全般について解説した本を選び、その上で経営コンサルタントなどが実例を交えて解説しているような本を読むといいのではないでしょうか。

[important]

[/important]

コンサルタントが書いた本はちょっと注意しよう

ところで、経営コンサルタントが書いたようなマーケティング関連書籍は、読者の側もちょっと注意が必要です。率直に言って、極端なことが書かれているケースも多いからです。

尚悪いことに、自分のやり方が絶対で他の方法はぜんぜん駄目かのような書き方をされていることも多いです。こういうのを信じてしまうと、著者が提示する特殊な販売方法だけを信じて行動することになってしまいます。でも、そのやり方が、すべての業種で役に立つというわけでもないんですよね。

さらに、さらに酷いケースもあります。実はマーケティングの本は著者にとっての営業ツールである可能性もあります。本を読んだ人を後援会などに集め、そこから、最終的には自分の顧客にしようとする人もいるのです。

あるいみ、マーケティングのテクニックを駆使しているとも言えるのですが、こういう場合はあなたが「カモ」ということになってしまいます。

まあ、商売ですから仕方がない点はあるのだと思いますけどね。極端な本に出会う確率も低くないですし、出会うと害になる可能性もあります。

宗教みたいになる事も

そういう極端な主張をする人は、意外とカリスマ性があったりします。ですから、ちょっとした宗教のような感じでコンサルタントを信奉する人すらいます。

そういう信者とでも言うべき人達は、書籍に書かれた通りにやって上手くいかなくても、問題に気づきにくいようですね。「先生のおっしゃるとおりにやって上手くいかないのは、どこか自分のやり方が間違っているからだ」なんて思ってしまうようです。

まあ起業すると、多かれ少なかれ不安がつきまといます。ですから、誰かを頼りたくなる気持ちは理解できなくはありません。著名で説得力のあることを言う経営コンサルタントに心の安定を求めるのでしょう。

でも、客観的な判断力がなくなるのはやっぱり危険ですからね。注意は必要です。

もちろん、コンサルタントの書いたマーケティングノウハウは、実務上役立つものだって少なくはありません。ですから、使えるものは積極的に使っていくべきです。

ただ、無批判に猛進するのは危険ということです。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


タグ: ,


関連した記事を読む

コメントは受け付けていません。