他社の状況を見て価格決定をする

価格決定の方法で一番手っ取り早いのは、他社の状況を見て決めるという方法でしょう。この方法で価格を決めているところは少なくないはずです。

代表的なところだと、ネットで家電を売る場合なんて、特に他社の価格を意識して値付けをしますよね。大手ショップの価格比較をするサイトもあったりして、周りを意識して値段を決めるしかない状況です。もう、チキンレースみたいになっています。

それ以外にも、賃貸不動産の価格は周りを見て決めているのが分かりますよね。駅と築年数と専有部分の広さがわかれば、ほとんど自動的に価格が決まっているという感じです。何かいわくつきの物件でもない限り、賃貸不動産の価格を予想するのは簡単です。

チキンレースになるのが怖いですよね

他社との比較で価格を決める場合、価格競争が激化するのが怖いですよね。他社の価格を気にして、値下げ合戦になってしまうのです。

でも値下げというのは、結局の所、利益を削っているに過ぎません。適正な利益を確保できないと、経営が厳しくなるのは自然な成り行きでしょう。

もちろん、値下げ分を補うほど客数が増えればいいのですけどね。値下げ競争による値下げをしている場合は、それで一気に客足が増えるということも無さそうです。

値下げ合戦にならないような工夫は、絶対に必要でしょう。

他社と横並びにすると利益を確保できない可能性も

何かを仕入れてきてそれを売るような場合は、他社との横並びというのも理解できなくはありません。しかし、自社で生産したものを売る場合や、サービスを提供する場合は、他社と横並びだとうまく行かない可能性も大きそうです。

そもそも自社製品とかサービス業の場合って、会社によって必要なコストがぜんぜん違いますよね。ということは、単純に横並びにすると、利益を確保するのが難しい場合もあるわけです。

こういうケースでは、自社の利益を確保する価格設定を最優先で考えるべきでしょう。その上で、その価格で売るためにはどうしたらいいか考えるという手順にすべきです。

他社の価格を意識しすぎると、自分の首を絞めることになるかもしれません。

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