顧客の希望にあわせて価格設定をする場合もあるようです。例えば、格安料金を望む顧客のために、かなり低めの価格設定をしてしまうのです。そしてそれを実現するために、商品やらサービスの工夫をするわけです。
最初に商品やサービスありきではなく、最初に価格ありきということですね。
東京大阪間5,000円以下の高速バス
今では普通になりましたが、格安の高速バスのサービスを始めたころは、顧客のニーズから商品開発されたものと考えられます。
そもそも高速バスというのは以前から有りました。しかし料金はもっと高いものでした。もっと安い手段で移動は出来ないかというニーズがあり、それにあわせる形で5,000円以下の高速バスというのは生まれています。
最近は格安高速バスが普通になってしまいました。ですから、横並びで5,000円以下の価格にしている感じもしますけどね。最初にやったところは、価格破壊的な意味で5,000円以下のサービスを始めているはずです。
その他にも色々とあります
この他にも、価格優先で決められていると思われるサービスや商品は少なくありません。例えば1,000円カットなんて、明らかに価格優先で始められたサービスですよね。
それまでの理容室だと、カットだけというサービスは提供していませんでした。カットにシャンプーと髭剃りで、安くても3,000円は取られていたはずです。
そこで最初に1,000円でサービスを提供するというコンセプトを打ち出したわけです。そして、1,000円で利益を出すためにはどうすればいいかを考え、今の形が出来上がっているわけです。
おそらく、ワンコインのランチとかも、この類といって良いでしょう。100円均一のショップもそうですね。
スポンサードリンク
スポンサードリンク