インターネット広告の中でおそらくもっとも個人事業主が使いやすいのがGoogle AdWords でしょう。Google AdWordsというのは、簡単に言うと、広告主が登録したキーワードに近い情報を提供しているサイトや検索結果に広告を載せる仕組みです。
実際にクリックされることで費用が発生するので、費用対効果がとても明確な広告といえます。極端な話、仮に広告を出しても、クリックされなければ1円もかからないわけです。
このGoogle AdWords が個人事業主にとって使いやすい理由は、非常に小さい額からはじめられるからです。月額数千円程度の予算しか割けないような場合でも、利用が可能なのです。もっとも、その程度の額だとどの程度の効果があるのかという違う問題もありますが。
もちろん、個人レベルの広告だけでなく、一流企業も積極的に利用しているインターネット広告です。
マクドナルドが面白い使い方をしていました
さて、日本マクドナルドが、Google AdWords に関して面白い使い方をしていました。ポテト全サイズ150円のキャンペーン情報を、Google AdWords を使って宣伝していたのです。
Google AdWords というと、もう少し客単価の高い業種で、直接注文に結び付けたい人が使うというイメージがありました。例えば、自動車保険の見積もりサービスの広告を出して、自動車保険の契約に結び付けようとする広告などを思い浮かべていたのです。同じ飲食系の広告でも、もう少し客単価が高い広告が多いイメージでした。出前のピザなどですね。あとは、レストラン紹介サイトなどです。
ですから、いくら広告の単価が安いからといって、150円程度の商品を売るのに使って採算が合うのかは疑問なのです。率直に言って、ずいぶん思い切った広告だなあと感じたわけです。
ただ、冷静になって考えると、マクドナルドのやり方は合理的なものなのかもしれません。というのも、ポテト150円の広告を見て関心を持っても、クリックをしない人の方が多いと考えられるからです。
全サイズ150円なのを知った上で、キャンペーンの期間がわかれば、わざわざマクドナルドのサイトまで移動しないですよね。そう考えると、かなり効率的に集客ができているのかもしれません。
また、一度来店させることで、リピーターを増やしたいという思惑もあるのでしょう。確かに、最近マクドナルドから遠ざかっている人を呼び寄せるには、一定の効果がありそうです。
ちょっと考えさせられる広告でした。
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