マクドナルドの売り上げ低迷が影響して、フランチャイズから抜ける人達もいるようです。何店舗も経営するような優良なオーナーですら、撤退をしているケースもあるようですね。
これって、かなり深刻な事態ですよね。内情を良く知るフランチャイズのオーナーが、マクドナルドの将来性に見切りを付けたということですから。1
おそらく、フランチャイズの契約をするときには、マクドナルドは安定的な売り上げが見込めるという予想のもとに契約しているはずです。それにもかかわらず撤退したと言うことは、最近の低迷は完全に予想外だったということかもしれません。
原因は鶏肉か?金融政策か?
マクドナルドの売り上げが落ちている直接の原因は、中国の期限切れの鶏肉を使っていることが発覚したのが原因だとされています。ナゲットに古い肉が入っていて、結構な大騒ぎになりましたよね。
でも、おそらく、期限切れの鶏肉だけが原因では無いでしょう。円安や雇用環境の変化によって、今までのモデルでのビジネス展開が難しくなった事の方が原因としては大きいはずです。
デフレ時代に調子が良かった企業は苦しくなっているようです
マクドナルドに限らず、安い価格帯であることを売りにしてきた企業は、厳しい状況に立たされているのでしょう。すき家を展開するゼンショーを筆頭に、牛丼チェーンも大変そうです。回転寿司も安い価格帯で勝負しているところは大変そうですね。
でも、これらの業種は、数年前には花形と言っていいような企業でした。不況の日本で確実に業績を伸ばしていましたからね。ですから、これらの業種を積極的に選んで、フランチャイズに加盟した人も多いはずです。
フランチャイズを使う場合は長期に考える必要がありそう
この状況は、これからフランチャイズを使ってビジネスをはじめる人には、かなり勉強になりますよね。現時点で調子が良い企業でも、数年後には全く違う状況になる可能性があるということです。
でも、そんな先のことを予想するって、かなり難しいですよね。フランチャイズ選びも簡単では無いのかもしれません。少なくとも将来性の予想と言う意味では、自分で事業を立ち上げる場合と同様の困難がありそうです。
- <マクドナルド>続く売上高低迷 FC店支援にも特効薬なく(毎日新聞)2014年12月12日 [↩]
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