ペヤングの虫混入疑惑でまるか食品がピンチ| 学ぶべき教訓は多い気がします

ペヤングに虫が混入していたと言う疑惑で、まるか食品が生産と販売を数ヶ月休止するようです。

この件に関しては、様々なことが指摘されています。「初動で失敗した」という人もいれば、「リコール保険」に入っていないことを問題視する人もいます。あるいは、ネットを含めたメディア対応が下手だったと言う意見もあります。

業種によっても違うのでしょうが、個人事業主にとっても考えさせられる問題と言っていいでしょう。

でも、個人的に特に興味を持ったのは、一つの商品に依存しすぎるリスクです。ヒット商品を持っているのはもちろん良い事ですが、それに依存しすぎると万が一のときに対応が取れなくなってしまいます。

一つの商品に依存しすぎ?

カップ麺で有名どころは、食品メーカーの中では比較的大手が多いようです。日清食品や東洋水産などが有名ですね。そんな中でまるか食品という小さな会社がペヤングというロングセラーのヒット商品を出したのは、高く評価されるべきでしょう。実際、ペヤングという商品名は知っていても、まるか食品については今回の報道で初めて知ったと言う人も多いはずです。

しかし、一つのヒット商品に頼りすぎることで、今回のようなトラブルが起こると会社が傾く可能性が大きくなるとも言えそうです。

まるか食品の場合は非上場なので、具体的な業績は分かりません。ただ、商品構成を見ていると、ペヤングの関連商品に頼り切っているのは疑いが無いところでしょう。ということは、数ヶ月生産と販売を止めることは、数ヶ月間売り上げが無くなるのと同義です。経営への影響は計り知れないでしょうね。

何か他に軸になる別の商品があれば、まるか食品にとっては、問題はもう少し小さかったはずです。

イメージ回復には時間がかかるかも

報道によると、今回混入していたのがゴキブリだと言うことです。これって、人によっては、かなり強い抵抗感を感じるはずですよね。生産を再開しても、すぐに売り上げが元に戻らない可能性もありそうです。

最悪の場合、倒産につながるなんて事もあるかもしれません。影響がどの程度尾を引くかにもよりますけどね。

影響が長引くと、本当に会社の存続にかかわってきそうですね。

ペヤング自体は生き残るか?

もっとも、ペヤングと言う商品のブランド自体は、かなり価値があるでしょう。ロングセラーの商品なので、ある程度固定ファンを掴んでいると考えられます。

まるか食品が倒産となっても、他者が買い取る可能性も大きそうですね。ですから、仮に会社はつぶれても、商品としては存続できるかもしれませんけどね。

リスクを分散するためにも複数の収入源はよういしたいものです

何にしても、一つの商品に依存しすぎると、何かあったときに八方塞になる確率が高くなります。個人事業主のような経営規模だと難しいかもしれませんが、複数の収入源を確保したいものですね。

ただ、経営資源を分散させすぎることで、業績が悪くなる事もあります。「選択と集中」をキーワードにあげる人もいますからね。

なかなか難しいところです。

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