2014年の末に、生活の党は無所属の山本太郎参院議員と合流しすることになりました。まあ、これは理解しやすいですよね。山本太郎と生活の党は、一致できる部分も多そうですから。
でも、びっくりしたのが、あわせて党名も変えることにしたという発表です。新党名は「生活の党と山本太郎となかまたち」なのだとか。
小沢一郎も落ちたものです。政党の要件を保つために、妥協に妥協をして山本太郎を引き入れたのでしょうね。政党要件を満たさないと政党交付金が貰えませんから。恥も外聞もなくと言うのは、まさにこのことです。
小沢一郎代表は好意的な反応も多いと言っているようです。1 でも、強がりにしか聞こえませんよね。
政党名って商品名みたいなものですよね
ところで、政治家にとっての政党名って、企業に取っての商品名見たな側面がありますよね。特に比例代表の場合は政党名を書いて投票しますから、選んでもらいやすい政党名を付けることは大事なはずです。
でも、「山本太郎となかまたち」という党名だと、選んでもらえるのでしょうか。面白さ優先ならアリなのかもしれませんが、政治の場合は信頼できるかどうかと言うのが重要な要素ですよね。その視点にたつと、この名前は駄目なんじゃないかと思ってしまいます。
議員数が少ない政党だから、面白さ勝負で注目を集めたほうが投票されやすいとでも思ったのかなあ。まさかねえ。
比例代表は捨ててしまったということなのでしょうか。
選挙があれば直前に名前を変えるのでしょう
小沢一郎のことですから、徐々に山本太郎参院議員を飼いならしていくつもりでいるのでしょうね。
次の国政選挙は、おそらく、2016年7月頃の参院選でしょう。多分それまでには、山本太郎の懐柔が終わっているという計算なのでしょう。あるいは、他の政党とくっついて、この政党がなくなっている事も想定しているのかも。
とは言え、今「生活の党と山本太郎となかまたち」とくっつく政党ってあるのかなあ。代表が誰になるかで、民主と言う可能性もあるのかもしれません。
あとは、主張的に比較的近い社民党でしょうか。でも、今から社民党の看板で選挙をするのも、そうとうしんどそうですけどね。
何にしても、見苦しい年末のバタバタ劇でした。
- 「生活」新党名で小沢氏「好意的な反応も多い」(読売新聞)2015年1月3日 [↩]
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