カゴメと城西大学の共同研究により、野菜ジュースを食前に飲むことで食後の血糖値を抑える効果があることが分かったそうです。人間に対する実験で確認されたようですね。
血糖値を抑えることが出来るということは、脂肪がつきにくくなるということですよね。と言うことは、ダイエットにも効果があるということでしょうか。
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食べる順ダイエットと同じ理屈みたいです
少し前に「食べる順ダイエット」と言うのが流行りました。最初にサラダを食べるとそれだけで食事量を減らさなくても痩せると言うダイエット方法です。サラダの代わりに野菜ジュースでも効果があるということですね。1
サラダを毎食食べると言うのは、なかなか実践が難しい方法です。食べるのが大変というよりは、用意するのが大変ですよね。特に外出先だったりすると。
その意味では、野菜ジュースでよければ助かると言う人も多いでしょう。外出先でもコンビニは見つかるでしょうからね。価格的にも、それ程高いものでもありませんし。
野菜ジュースって結構カロリーあるよね
ただ、個人的には、ちょっと疑問がありました。野菜ジュースって結構カロリーがありますよね。
相当甘さを足しているはずですから、果物系のジュースとそれ程カロリーは変わらないはずなのです。砂糖水を飲んでいるような感覚を持つ人すらいるでしょう。
そんな野菜ジュースと生野菜を、同じように扱っていいのでしょうか。それでダイエット効果があるとしたら、夢のような方法です。
摂取する糖質を一定にして比較
そこで、カゴメのサイトを調べてみたら、それ程甘いわけでは無いことが分かりました。実験をする際には、野菜ジュースに含まれる糖質の分だけで、摂取する炭水化物を減らして実験していたのです。
具体的には次のようにやっています。
■方法と結果
健常な大学生に、野菜ジュースと白米を次の5パターンで摂取していただき、食後の血糖値の変化を調べました。
・野菜ジュース200mLを白米106g摂取前に摂取(15分前、30分前、60分前)
・野菜ジュース200mLを白米106gと同時に摂取
・白米150gのみを摂取※全体の糖質量は50gに統一しました。
http://www.kagome.co.jp/company/news/2015/01/002108.html
ようするに、野菜ジュースを飲むときには、その分だけ食事のカロリーを減らさないといけないわけです。まあ、当たり前と言えば当たり前ですけどね。
でも、これを実際にやるとなると、ちょっと面倒な気がしないでは無いです。野菜ジュース一本分のごやんやパンが、大体どのくらいの量なのかを把握しておく必要がありそうです。
野菜ジュースを飲んだ分は何か別のものを減らしましょう
例えば、「市販の弁当に野菜ジュースをプラスして」なんて考えている人には、対応が難しいですね。そういうケースでは、ご飯を少し残してバランスを取ることになるでしょう。でも、どのくらいご飯を減らしていいのかを知らないと、やりようがないですよね。
とにかく、追加した野菜ジュースの分、どこかで減らすということはしないといけないということです。
野菜ジュースの売り上げが一気に増えるかも
うまいことテレビなどで取り上げられれば、野菜ジュースの売り上げが伸びるかもしれませんよね。野菜ジュースだけで痩せられるのなら、飛びつく人は多いはずです。
それに、昔某テレビ局がやっていたインチキ実験ではなく、ちゃんとした研究機関による実験ですから。ね、フジテレビさん。
マスコミの取り上げられ方にもよりますが、売れすぎて品薄になるなんて事もありうるかもしれません。
- 「食前の野菜ジュースは血糖値対策に有効」 カゴメがヒト試験で確認(産経新聞)2015年1月8日 [↩]
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