ここ20年くらいずっと、「タレント気取りの馬鹿女子アナが増えた」と言うような批判をちょくちょく耳にします。実際、タレント気取りの女性アナウンサーが居ないとは言いません。でも、必要以上にバッシングされているような気がするんですよね。
何で彼女たちはそこまでバッシングされるのでしょうか。率直に言ってかなり不思議です。でも、大衆の心理という意味では、興味深いところでもあります。
最近違和感を感じた例
女子アナがらみで最近違和感を感じたのが、フジテレビの三田友梨佳アナウンサーの記事に対するコメントです。彼女が「ゴーストライター」というフジテレビ系のドラマに出演することに対し、結構辛らつな一般のコメントが並んでいました。1
記事によると、三田アナウンサーは、第1話のトークショーのシーンで司会者役を務めるようです。率直に言って、それ程目立つ役でも無さそうですし、バッシングされる要素なんて無さそうですよね。
しかも、自社系のドラマへの出演ですから、間違いなく業務として命令されているだけですよね。本人が積極的にやりたいと思っているわけでもないでしょう。
何をどうすると、それに対してバッシングが出来るのか不思議です。
具体的には次のようなコメントが
具体的には、どんなバッシングがあったのでしょうか。
Yahoo!ニュースのこの記事に対する反応には、次のようなものがありました。共感順が高かったものから、いくつか挙げてみましょう。
今では、タレントもアナウンサーも同じ感覚なんですね…
勘違いアナが増えるわけだ…
上にも書きましたが、今回のケースは多分業務命令ですよね。業務命令をこなしただけで、勘違い女にされてしまうのは、かなり気の毒だと思います。
別にやっちゃダメとは思わないけど、腰掛け半分に芸能人って思われても仕方ないよね。
これも、同様です。業務命令をこなすだけで、腰掛半分って言われてしまうのですね。しかも、一つの話の一部分で出演するだけなのに。
いつも思うが女優ってそんなに簡単になれるのか?ってかあなたはアナウンサーでしょ?ニュースをちゃんと読めるように極めた方がいいのでは?と思う。
この意見も、会社の仕組みを理解していないのでは無いかと思えてなりません。フジテレビを批判するならともかく、本人を批判しても仕方がないと思うんですよね。本人の意思で積極的に出演しているわけでは無いでしょうから。
共感順上位の半分くらいは、こんな感じのコメントでした。
嫉妬なのかなあ
批判がすべておかしいとは言いません。ただ、ここに挙げたような批判コメントは、明らかに見当違いですよね。もしかしたら、記事もたいして読まずに批判しているのかもしれません。
一つ考えられそうなのが、同性を中心とした嫉妬の可能性です。女子アナというのは女性の憧れの職業の一つで、その人が女優業にまで片足を突っ込むのです。妬ましく思う人は少なからずいるでしょう。
少なくとも、上に挙げたコメントは、やっかみから来ている感じがしますよね。一定の割合で、羨ましさの裏返してバッシングしている人がいるのでしょう。
ただ、男性のなかにも、女子アナに対してバッシングをしている人はいるようなんですよね。こういう人たちは、何が憎いのかなあ。率直に言って、良く分かりませんねえ。
- ミタパン女優デビュー「仕事か結婚か…」(日刊スポーツ)2015年1月10日 [↩]
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