ネット社会になったことで、小さな会社や個人事業主でも、多くの人から批判されるようなケースが増えました。そんなときの対応に参考になりそうな事件があったので、ご紹介したいと思います。
2014年の大晦日の年越しライブでのパフォーマンスで、歌手の桑田佳祐がバッシングを受けているようです。紫綬褒章をポケットから取り出しオークションに出すまねをしたなどの行為が問題になっているようです。
当然ですが問題にしているのは、いわゆる右翼系の団体の方々です。街宣車まで出して抗議活動をしたのだそうです。
まあ、ここまではありがちな話ですよね。どのくらいの本人に政治的な意図があったのかは分かりませんが、反権力風に振舞ったら過敏な人が反応したという感じです。
混乱を収拾するため(?)にとりあえず謝罪
これに対する桑田佳祐の対応は非常に早かったです。右翼系の人たちに批判されてから数日で、簡単に謝罪をしたのです。
元々政治的な意図は無くやりすぎたと思って、本人が自発的に謝った可能性はありそうです。あるいは、会社からの命令で渋々の謝罪だったのかもしれません。政治的に揉めていると、商業的にも影響しますからね。
なんにしても、とにかくすばやく対応しています。常識的に考えると、これだけあっさりと非を認めれば、いずれは沈静化していたはずです。
左派系の人たちは、この謝罪が気に入らなかったみたいですけどね。桑田佳祐を見損なったなんていう意見もあるみたいです。まあ、それぞれの思惑がありますからね。
その後の対応がよくわからない
これだけで終わっていれば、私も特に興味はありませんでした。しかし、この後に桑田佳祐の取った行動で、がぜん興味がわいてきました。
自身のラジオの中で、一部の批判に対して反論したのです。騒動を沈静化させるために謝罪したのなら、この反論は絶対にまずいですよね。火に油を注いだようなものです。1
この反論をしてしまったことで、騒動がどの程度長引くのか非常に興味深いのです。泥仕合になればかなり長期化する可能性もありますしね。
ネットで批判されたときなどの、火消しの参考になる事件だと思っています。
- サザン桑田、「反日」批判に反論「それこそ都合のいい解釈」(夕刊フジ)2015年1月19日 [↩]
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