産経新聞に「外食業界の明暗くっきり ココイチ、吉野家、サイゼリヤなど活況 マックやすき家は不振続く」という記事が載っていました。タイトルの通りの記事で、外食産業で好業績の企業がある一方、今まで勝ち組とみなされてきた企業が業績を悪くしているようです。1
価格勝負のチェーン店が厳しくなっている
業績好調なココイチと吉野家、不振のマクドナルドとすき屋と4つ並べてみると、低価格路線で勝負して来た企業は厳しくなっているのが分かります。
ココイチは意外と価格設定が高めですし、吉野家は鍋などを販売することで客単価を挙げようとしています。それに対して、マクドナルドやすき屋は価格訴求で体力勝負をしていた印象がありますよね。
こうしてみると、完全にアベノミクスの影響だと言ってよさそうです。インフレ政策や円安などの変化に対応仕切れなかった、マクドナルドやすき屋が苦戦をしているという印象ですね。
ちなみに、価格勝負で強みを見せていた餃子の王将も、前年割れしている状況なのだとか。デフレ時代に成功していたモデルから脱却するのは、それ程簡単では無いようですね。
マクドナルドとすき屋は運営面での不手際も
マクドナルドとすき屋に関しては、運営面での不手際も目立ちますよね。
マクドナルドの場合、本当にぼろぼろの状態でした。ポテトの調達ができなかったので、Sサイズ限定で販売した事もありました。中国産の期限切れの鶏肉を使っていたという問題もありました。さらには、異物が混入していた事も問題になっています。
すき屋もかなり問題がありましたね。深夜の労働がキツ過ぎて、アルバイトが集まらないなんて事がありました。働く人がいなくて、開店できない店舗もあったようです。それに対応するために、バイトの時給を極端に高くして募集するなんて事もしていました。
サイゼリアだけは例外的
ただこんな中で、サイゼリアに関してはちょっと例外的です。低価格路線をとっていたタイプのチェーンにもかかわらず、売り上げはあいかわらず好調のようです。記事によると、新商品の投入が効果があったということですね。
でも、こんな事は、マクドナルドでもやっているわけです。何かもっと本質的なところで、違いがあったのでは無いでしょうか。
ちょっと研究してみる価値がありそうですね。
- 外食業界の明暗くっきり ココイチ、吉野家、サイゼリヤなど活況 マックやすき家は不振続く(産経新聞)2015年1月22日 [↩]
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