商品を大々的に売り出したいときなどに、キャンペーンを打ったりしますよね。広告を出したり、珍しい物なら新聞に取材をしてもらったりといった感じです。
結構お金がかかることもあります。個人事業主が出来ることとなると、お金の問題で相当限られてしまいますよね。
でも、その手のキャンペーンって、必ずしもうまく行くものではありません。失敗する事も多いです。
芸能ニュースを見ていたら、そんなニュースを発見しました。ちょっとご紹介しましょう。
徳重聡が結婚
俳優の徳重聡が結婚したのだそうです。相手は高校の同級生らしいです。1
この方のデビュー当時の扱いを思い出してみると、色々と考えさせられるのです。あのキャンペーンは何だったのだろうと。分かりやすい売り出しキャンペーンを行っていました。
売り出すときに大キャンペーンがあったが
徳重聡といえば、デビューのときに大キャンペーンをやって話題になりました。
もともと「21世紀の石原裕次郎を探せ!」という、事務所にとってはかなり気合が入ったオーディションのグランプリです。石原プロにとっては、「石原裕次郎」の名前は特別なものでしょう。売るために力を入れるのも、当然といえば当然です。
デビュー前にもかかわらず、かなりテレビに露出していました。ずいぶん「金をかけるものだ」と当時も思ったものです。
ところが、徳重聡が俳優として大成しているかといわれると、必ずしもそうではありません。もう30代半ばのようですが、役者として活躍したという話はほとんど聴いた記憶がありません。まあ、私が疎いだけかもしれませんが。
ちなみにYahoo!ニュースで「徳重聡」で検索してみると、結婚の話題以外は1件のニュースしかありませんでした。しかも、「戦力外捜査官」というスペシャルドラマの記事の中に、一出演者として名前が載っているだけです。
さらに、「テレビ出演時間ランキング」というテレビの出演時間チェックできるサイトを見ると、出演時間ゼロの月が半分くらいあるようです。そして、多い月でも10時間を越える出演をすることは無いようですね。
このサイトの情報自体、完璧でないことは知られています。それに、役者ですから、時間が長ければ良いというわけでもありません。それでも、メディアへの露出が少ないのは間違いないでしょう。
出身オーディションの肩書きの大きさから比べると、なんともさびしい状況です。
補足:徳重聡の出演時間(2017年11月追記)
テレビ出演ランキングというサイトで、徳重聡の出演時間を調べてみました。やっぱりテレビに出られていないというのが、現状のようです。
該当ページのハードコピーを取ったのですが、こんな感じです。私の中では、ゴリ押しが上手くいかなかった芸能人の典型として定着してしまいました。
自信を持っている商品のキャンペーンをしても売れない事もある
所属事務所の石原プロとしては、「徳重聡」は期待を持って売り出した商品のはずです。事務所の象徴である「石原裕次郎」という名を関したオーディションで採ったのですから、当然ですよね。
そのため売り出しのキャンペーンにかなりお金もかけているはずです。大キャンペーンが行われたことを私が知っているくらいだから、間違いありません。
商品に自信があり、事務所としてもキャンペーンをしたわけです。でも、現在のような状況ということです。
石原プロといえば、それなりに歴史のある芸能事務所です。そういうところが売れるという見立てをしても、全くうまく行かないケースもあるということですね。
余談
ちょっと余談ですが、石原プロは現在ではかなり厳しい状態みたいです。所属俳優が7人だけで、そのうちの1人が70代の渡哲也で、2人が60歳代の神田正輝と舘ひろしです。かなり高齢化が進んでいるのです。
そして、残り4人のうちの一人が徳重聡で、それ以外の3人は名前を見ても知らない人でした。この4人も30代後半で、それほど若いわけではありません。
こんなふうな構成になっているということは、年齢が上の3人が抜けたらかなりまずいということでしょう。徳重聡一人で支えていくような形になるのでしょうか。いや、現状だと、無理ですね。
もう、率直に言って、ジリ貧という言葉しか思い浮かびません。それに、渡哲也、神田正輝、舘ひろしが抜けて石原軍団とか言われても、全くそんな印象はありませんよね。
何というか、時代を読み誤った感じは否めませんね。
はっきり言って、現状は、個人事業主に毛が生えたような中小企業と言って良いでしょう。そこが行った大キャンペーンがコケたわけです。
- 徳重聡が結婚発表 高校時代の同級生と交際20年「明るい家庭に」
スポニチアネックス 2015年2月3日 [↩]
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