さいか屋というデパートの川崎店が、2015年の5月31日に閉店するのだそうです。JR川崎駅の駅前にあるデパートです。建物が老朽しているから建て替えるのが閉店の理由のようですね。
ちなみに、デパートの建物を所有しているのは、さいか屋ではない別の会社のようです。以前はさいか屋の所有でしたが、経営不振から不動産を売却したのだとか。現在は賃貸として入っているのだそうです。
営業継続は断られたと言う話です
さいか屋としては、建物を建て替えた後に同じ場所で商売をしたいと言う意向があったのだそうです。しかし、その要求が通らなかったようですね。あまり商売がうまく行っていないので、不動産のオーナーに断られたようです。
私自身も何度か行った事がありますが、確かに客がたくさん入っている感じはありませんでした。おまけにデパートと言う割には、100円均一のショップや格安スーツの店が入っているなど、高級感もありません。また、店内はかなり野暮ったい印象がする場所でした。これは建物が古いせいもあるでしょうけどね。
ですから、この店で売り上げが上がらなくても、確かに不思議はないという印象の場所です。さらに川崎駅前では新しい商業施設がいくつか作られています。そういったところに、客を取られている感じもします。
川崎駅前で古くから営業しているデパートで、ランドマーク的な場所でもあったようです。その意味では、感慨深い人もいらっしゃることでしょう。ただ個人的には、もう潮時ではないかという印象はぬぐえません。
2月から閉店セールですか?
さて、この閉店で個人的に興味深いのは、そういう感傷的な話ではありません。それよりも興味使いことを見つけてしまいました。
なんと、さいか屋川崎店では、2月の頭から閉店セールを行っているのです。5月末の閉店にもかかわらず、2月の頭に閉店セールを始めてしまったのです。ということは、4か月間も閉店セールをやるつもりなのでしょうか。
率直に言って、意味が分からないですよね。ある意味、興味をそそられたわけです。
閉店セールって本来は在庫一掃だよね
閉店セールって、元々は、店内の在庫一掃のためという名目で行われるものですよね。もちろん近年では、純粋に在庫を処分する目的以外で行われることの方が多いでしょう。
セールにすることで売り上げが伸びますからね。最後の一稼ぎ的な感じで、セールを行うわけです。閉店セールのために新たに仕入れるようなことだって、行われているはずです。
でも、そういった事を考慮しても、ちょっと節操が無いような気がするんですよね。なにせ4か月もまえですから。小さい衣料品店とかならまだ分かるんですけどね。それなりに歴史があるデパートだとね。
一番違和感があるのは、地下の生鮮食品売り場や惣菜売り場です。ここでも閉店セールをやっていましたが、4か月後に閉店するから惣菜が安いなんて言われても、全く理解ができません。率直に言って、かなりこっけいな感じしかしないです。
節操がないというか、なりふり構わないというか、そんな印象しか持ちませんでした。そういうセンスの店だから、うまく行かないんじゃないかなあとすら思うわけです。
というわけで、個人的には、かなり違和感がある閉店セールなのです。
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