矢口真里の不倫騒動は色々と勉強になるよね| 日本人の国民性とか消費者心理の勉強になりそうです

芸能界に復帰した矢口真里へのバッシングが止まらないようです。テレビ朝日系列のロンドンハーツで号泣したことで、さらにバッシングされているようですね。1

個人的には、彼女の一連の報道を非常に興味深く見ています。ゴシップとして面白いというのもありますが、視聴者の反応がちょっと意外で興味深いのです。日本人の国民性やら消費者心理を考える上で、非常に勉強になりそうです。

このページでは、私がどんな点に興味を持っているのか、ご紹介しましょう。

男性だったらここまでかからない

まず思うのが、おそらく男性が同じ事件を起こしたのだとしたら、ここまで騒動は大きくならないだろうということです。過去にも不倫騒動を起こした芸能人は少なくありませんが、男性の場合何も無かったようにテレビに出続けていますよね。不倫の影響が後を引くと言うケースは、多くなさそうです。

形ばかりの謝罪会見を開いて、それで手打ちみたいな感じでしたよね。最近はブログでコメントしておしまいということも多いです。でも、その後の芸能活動に大きく影響するケースは多くはありません。

男性の不倫が芸能活動に大きく影響した例

数少ない例外が陣内智則でしょうか。彼の場合は、離婚後は、しばらく干されたような状態でした。おそらく、離婚した相手が藤原紀香と言うのが大きかったのでしょうね。陣内がどうというよりは、藤原紀香に対する同情が強かったように思えます。

あと、石田純一も苦労していましたね。この人の場合は、不倫騒動の後の失言が原因でした。不倫は文化とか言っちゃったんですよね。この発言に対して強い反発があったはずです。不倫を肯定するような印象を与えたでしょうから。

ちょっとかわいそうだと思うのは、あの発言の真意をマスコミが捻じ曲げて伝えたことです。全くの失言では無いとは言いませんが、悪意のある報道の被害にあったという感も強いです。

男性の不倫がばれて低迷したと言う例は、大体このくらいでしょうか。それ以外のケースは、ちょっと思い浮かびませんね。通常は、不倫発覚後に大きな失言でもなければ、それほど問題が長引くことは無いということでしょう。

失言も無ければ誰かが同情されるような話でもない

さて、矢口真里の場合はどうだったでしょう。

夫は無名と言っても良い俳優でした。離婚後は矢口真里の元夫と言う変な肩書きでテレビに出ているのを見ますけど。この人に同情的だった人はいるとは思いますが、陣内智則の例とは違うでしょう。

そして、しばらく雲隠れしていましたから、大きな失言も無いはずです。状況的に失言のしようがありませんからね。この雲隠れが印象を悪くしたと言う感じはありますけどね。

まあ、なんにしても、ここまでバッシングされるような要素があるとは思えません。

ちなみに、矢口真里に対して厳しい意見を持っているのは、男性だけに限らないようです。同性の批判もかなり強いようになのです。女性は同性の浮気に厳しいということなのでしょうか。

このあたりのメカニズムがどうなっているか、ちょっと興味深いですね。

犯罪を犯したわけではないはず

もう一つ興味深いのが、矢口真里に対して怒っているいる人たちは、何に怒っているのかという点です。彼女は別に犯罪を犯したわけでは無いんですよね。

犯罪を犯したことに対して怒るのは自然

例えば、覚せい剤を使って捕まったという理由なら、その後の芸能活動がしにくくなるのは分かります。あるいは、窃盗事件でも起こしたりしても同様でしょう。こういう人がテレビに出ることには、視聴者からのかなりの反発があるはずです。

これらが駄目な理由は簡単です。刑法に触れるからです。警察のお世話になっているって、はっきり言って印象悪いですからね。罪を犯したという怒りもあるでしょう。そういった罪に対して、一般視聴者が怒っていると言う構図は理解できるのです。

何に対して怒っているの?

でも、不倫に関しては、あくまで当事者間の問題なんですよね。不倫をしていたからと言って、警察に逮捕されるわけでもありません。せいぜい配偶者から離婚を求められたり、慰謝料の請求があるくらいでしょう。

言ってみれば、自分とは全く無縁の女性が不倫をしただけの話なのです。それに対してムキになってバッシング出来る感覚がちょっと分かりません。

事務所の人間は、当然怒るでしょう。またCMでもやっていたら、スポンサーも激怒でしょうけどね。それ以外の一般の人には、特に怒る要素は無いように思うのです。

彼女がデビューした当時から支えてきたファンが叩くのなら、まだ理解できるんですけどね。裏切られた感じがするでしょうから。でも、全く関係のない人たちがバッシングしているのは、ちょっと意味がわかりません。

顔と名前は知っているが赤の他人である女が、旦那の留守宅に男を連れ込んだ。しかし、帰ってこないはずの旦那が現れて、その現場を旦那に目撃された。ただそれだけのことなんですよね。あの一件って。どこに一般視聴者が怒る要素があるのでしょうか。

それまで清楚なふうを装って活動してきた人間が実態は全然違った、というところに反発しているのかなあ。裏切られたという感じが怒りにつながっているわけですね。こういう可能性なら、多少は考えられなくもありません。

でも、やっぱり、分かりづらいなあ。

専門家の解説が欲しい

率直に言って私自身は、矢口真里に怒りの感情はまったくありません。当初は、単なるゴシップとして興味を持っていただけです。最近では、自分の感覚とのあまりの違いに、世間の反応の方に興味をそそられてしまっています。

誰かこのあたりの反応を解説してくれないかなあ。消費者心理としては非常に興味があるんだけど。心理学の視点から、あるいは、日本人の国民性という意味で社会学の視点からの解説を期待したいです。


  1. 矢口号泣「ロンハー」4年ぶり「格付けしあう女たち」12・6%
    スポニチアネックス 2015年2月12日 []

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