サムスンのスマホの日本でのシェアが急速に低下しているようです。Record China の記事なので、どの程度の信憑性があるのかは分かりませんが、何と4%まで落ちているのだとか。1 ちなみに以前は、サムスンのシェアは17%もあったということです。
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ドコモと蜜月だったのにね
サムスンと言えばかつてはドコモと蜜月で、国内メーカーよりも優遇されていたはずです。iPhoneを扱うようになるなど関係が変わったのは知っていましたが、ここまでシェアが落ちているとは思いませんでした。
もちろん、サムスンが日本国内でシェアを失った要員は、ドコモとの関係の悪化だけでは無いでしょう。例えば、最近の嫌韓的な動きも、影響しているのでしょうね。
記事によると、サムスンは撤退を検討しているという噂すらあるそうです。確かに、主力商品のシェアが3分の1以下になれば、撤退するのも不思議では無いですよね。
サムスンの悩みは深そうです
サムスンの悩みはこれだけではありません。スマホと言う商品自体が普及したために、成長の余地がどんどん小さくなっているのです。例えば、中国でも携帯電話の普及率が95%もあると言います。2
もちろん、スマホの買い替え需要はあるでしょうが、現在もっていない人に売るのに比べれば大変な作業です。お金を出して新しいものにするメリットが十分に説明できなければ、買い替えはしないですからね。ということで、これだけ普及してしまうと、かなり厳しくなりそうですね。
残された大きな市場としては、インドなども考えられるのかもしれません。しかし、国民一人当たりの所得が小さければ、売れるスマホも廉価なものに限られます。となると、たくさん売らないと売り上げに貢献しないということですね。さらに言うと、安い価格で提供される商品と言うのは、利益率も小さいのが一般的です。つまり、たくさん売っても、対して儲からないという状況になるわけです。
本当に、スマホの次を見つけないと、さらに厳しいことになってきそうです。
- 韓国サムスン、日本のスマホ市場から撤退か=シェア4%に暴落―中国メディア
Record China 2015年2月12日 [↩] - 減速し始めた中国スマホ需要 大火傷を負う電機の前途多難
ダイヤモンド・オンライン 2015年2月9日 [↩]
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