マーケティング関連のドキュメントを見ていると、マーケティング・リサーチという言葉を見かけることがあります。でも、この用語が、かなり分かりづらいんですよね。
まず、辞書の定義をチェックしてみましょう。デジタル大辞泉で「マーケティング‐リサーチ」という言葉を調べると、一言「市場調査。」とだけ書かれています。そして「市場調査」で調べると、次のような定義が出てきます。
商品の販売促進、新製品の開発などマーケティング活動全般について、企業の意思決定に役立てるために、市場・製品・価格・広告・販売・販売経路などに関する情報を収集・分析すること。マーケティングリサーチ。マーケットリサーチ。
要するに、販売や製品開発のための情報収集と分析をひっくるめてマーケティング・リサーチと呼ぶようです。すごくあいまいな概念と言えそうです。
率直に言って、わざわざ専門用語として定義する必要があるのかどうかも、さっぱり分かりません。混乱するだけだと思うんですけどね。少なくとも、この言葉だけに限って言えば、よく分からない言葉と言えそうです。
主に2つの方法があるようです
ちなみに、マーケティング・リサーチは、主に2つの方法があるのだそうです。一つは人が調べたものを使う方法で、もう一つが自分で調べると言う方法です。
最近はインターネットを使うと、様々な情報が簡単に手に入ります。官公庁が調べたデータなども、自宅や職場から見る事も可能です。見ようと思えば、外出先から見る事も可能ですね。そういったデータを利用するわけです。
ただ、人が調べた内容だけで、十分な情報が集まるわけではありません。自分に必要な情報という観点では、足りない部分も出てくるでしょう。足りない部分に関しては、実地調査をする必要があります。
実地調査には様々な方法がある
実地調査には、様々な方法があります。ですから実地調査をする場合は、どの方法がふさわしいのかを検討した上で、調査方法を決める必要があります。
例えば、電話を使ったアンケートという方法が考えられます。最近は、機械を使って自動的に行われるものも多いですね。新聞社や通信社の世論調査でも使われている方法です。
あるいは、アンケートを郵送して、それに応えてもらうと言うような方法もあります。ただ、率直に言って、応えてくれる人の数はあまり多くないでしょう。
インターネット上には、マーケティング・リサーチを得意にしている会社もありますから、そういう会社のサービスを使っても良いでしょう。数多くのユーザーを抱えていて、アンケートに答えるとポイントがもらえるようなシステムの会社ですね。
まあ、こうした会社のユーザーは、サンプルとして適切なのかという疑問もありますけどね。ポイント目当ての人ばかりが集まってくる可能性もありますから。
回答率をあげたければ、実際に会場に集まってもらって、アンケートをとると言う方法もあります。駅前などで声をかけて、アンケートに答えてもらうという事も可能です。
さらには、何人か集まって、ディスカッションをしてもらうと言うような形式もあります。他の方法では見落とされがちな、貴重な意見が聞けるかもしれません。
効果が期待できる方法はお金もかかる
当然ですが、効果が期待できる方法は、それなりにお金もかかります。
人を集めてディスカッションをしてもらうとなると、まず会場の準備が必要です。それに、人を集めるわけですから、それなりの謝礼も必要となるでしょう。担当者も何人か出向くことになるでしょうから、人件費も馬鹿になりません。そもそも、集まってもらう人を選ぶのにすらお金はかかりますよね。
ということは、実地調査をする場合は、費用対効果を意識した上で行わないといけないということです。どのレベルの情報が欲しいのかを意識した上で、行う必要があるわけですね。
実際やってみると、なかなか難しい問題だと分かるはずです。
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