最近は、栄養成分表示が載っている食品が増えていますよね。特に徹底しているのが、コンビニエンスストアです。かなり早い段階から、栄養成分表示を載せていました。
当初は「スナック菓子に栄養成分表示は必要?」などと疑問に感じるところもありました。それに、「全部にカロリー表示があったら、息苦しく無いだろうか?」という疑問もありました。ただ、これだけ定着したということは、一定の需要があるのでしょうね。
この間驚いたのが、店頭で調理されて販売されている肉マンなどにまで食品にもカロリー表示があったことです。さすがに、まだ全社・全商品でやっているわけでは無いようですが、これもいずれスタンダードになるのかもしれません。
幅のあるカロリー表示
そんな栄養成分表示で、ちょっと面白いものを見つけました。一見親切なようですが、よくよく考えるとクビを捻ってしまうような表示方法の商品があったのです。
普通のベーコンが売っていました
先日、ファミリーマートに行ったときに、ハーフサイズのベーコンのパックを見つけました。4枚入りのものです。1回で使いきれる量で、1人暮らしの人にも便利でしょう。
ただ、ベーコンとしては赤身が多い感じなので、ちょっと物足りなく感じる人はいるかもしれません。まあ、用途と好み次第ですけどね。
何にしても、スーパーなどでも売っていそうな、ごくごく普通のベーコンです。価格は70円だったかな。多分税抜き価格です。
幅を持たせた栄養成分表示
個人的に、このベーコンはすごく気になりました。何が気になったかと言うと、栄養成分の表示です。例えばカロリーは「70~150kcal」と表記してあるのです。
いくらなんでも、幅が広すぎますよね。これ以外の項目も、かなり差がある表記がされていました。幅を持たせた栄養成分表示を見たのも初めてですし、これだけ大きな差があることにも驚きです。
これって要するに、パックによって最大2倍以上のカロリーの差があるということですよね。ベーコンの場合は、脂身が入っている量によって、カロリーは大きく違うのでしょう。ですから、この程度の差が生じうるということを書きたかったのでしょうか。
でも、買うほうとしては、ちょっと分かりづらいですよね。
親切のつもりが混乱させている可能性も
この商品の場合は、せいぜい80kcalの差ですから、影響はそれほど大きくないのだとは思います。大体100kcal前後だと思っておけば、問題はありません。
でも、例えばお弁当で、500kcalから800kcalとか書かれたら結構困りますよね。摂取カロリーに気を使っているから、わざわざコンビニでカロリー表示を見ながら買う人だっているでしょうから。
一見親切なようで、実はかなり不親切なことをしているのでは無いかと感じたわけです。これだったら、平均を書いておいて、「製品によって○kcal位の幅があります」と注意書きしてもらったほうが親切でしょう。
どのメーカーが作った商品かまでは確認しませんでしたが、ちょっと親切をはき違えているような印象を持ちました。
正確なことが親切かどうかは微妙
この表記をした食品メーカーは、おそらく親切心でこういう書き方をしたのでしょう。でも、正確に書くことで、逆に不親切になっている感じが強いですよね。
もちろん、正確を期すことは大事なことだと思います。ただ、ただ正確というだけでは、不親切なのかもしれませんね。
ただ、もしかしたら、この表記自体が法律が定めるルールに則ったものだったのかなあ。この手の表示は、意外なところに細かいルールがあったりしますからね。
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