東芝製のノートPCが熱を持ち発火| 損害賠償の80万円は安すぎる?

東芝製のノートPCが熱を持ち、それが原因で出火したという事件があったそうです。2011年12月に起きた火災のようですね。1

その件で被害者の男性が、東芝を相手取り裁判を起こしていました。その判決が地裁で出たようです。男性は約960万円の損害賠償を求めていましたが、実際の判決では80万円の支払が命じられたようです。つまり、10倍以上のギャップがあるわけです。

東芝としては、こんな件は、とっとと示談にして終わらせたかったはずです。しかし、被害者側の要求が大きすぎたので、裁判と言うことになったのでしょうね。推測ですけどね。

80万円は安すぎる?

個人的に興味を持ったのは、この事件のネットでの反応です。80万円では安すぎると感じた人が意外と多いようでした。いくつか引用してみましょう。

80万は安くない?

80万安っす!

80万ってwww 東芝よりの判決やなあ。

これちょっと起きるの遅かったら死んでた可能性もあるのに
80万円は安すぎじゃね?

80万ねーw
この裁判官ん家にその火災の可能性のあるPCを持って帰って貰って
家が燃えた時にその金額の妥当性が理解出来るんでしょうかねw

多分、事件の加害者に対する処罰感情みたいなものがあるのでしょうね。これだけのことを起こしておきながら、80万円程度では安すぎるという感じなのでしょう。

でも、損害賠償が何かを分かっていたら、こういう感想は持たないと思うのです。損害賠償と言うのは、実際の損害に対する賠償です。記事には被害の詳細は出ていませんが、どうやら火災の被害はそれほど大きくなかったのでしょう。ですから、被害者に対する慰謝料を含めても、80万円という事だったと考えられます。

例えば家が全焼していたら、当然ですが、賠償額はさらに大きくなったでしょう。あるいは、ケガでもしていたら、賠償額は大きくなったでしょうね。この場合は、刑事事件になっていた可能性もありますけど。

こういう感想が出る裏には、大企業は悪で処罰されないといけないと言うような感覚の人が一定割合でいるのでしょうね。ちょっと面白い反応でした。


  1. ノートPCから出火 東芝に賠償命令 神戸地裁
    神戸新聞NEXT 2015年3月24日 []

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