デイリースポーツに「杉原杏璃が明かすグラドル“高齢化”の理由とは…」という記事が載っていました。最近は30歳前後のグラビアアイドルが活躍が目立つので、その理由を杉原杏璃に聞くというものです。1
記事の冒頭部分をちょっと引用してみましょう。
代日本は「グラビアアイドル高齢化社会」である。昨年「愛人にしたい女性No.1」としてブレークした橋本マナミ(30)を始め、磯山さやか(31)、川村ゆきえ(29)、原幹恵(27)、吉木りさ(27)…。毎日発売される雑誌の表紙をアラサー女性が彩っている。
確かにここに出て来たような人たちがいまだに活躍しているのなら、高齢化というのも理解できます。最近のグラビアアイドルの事情は詳しくありませんが、この人たちの名前は結構前から見ている記憶があるからです。最近になって名前が売れたのは、橋本マナミくらいでしょうか。
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記事での分析は的外れなような気がします
記事の中で、杉原杏璃が30前後のグラビアアイルが活躍する理由を、色々と分析しています。でも、ちょっとピンと来ないものでした。
彼女の分析が完全におかしいとは思わないのですが、本質的な部分では無いように感じたのです。
細かい努力をしているのは分かるのですが、それは彼女たちが生き残った理由に関する分析だと思うんですね。全体的に高齢化している分析では無いように思うのです。
なにせ、グラビアが本職でないグループアイドルの人達は、10代とか20代の前半の人が数多く雑誌に載っていますからね。グラビアアイドルだけで見れば高齢化しているのかもしれませんが、全体で見ると、決して30歳前後の人が積極的に選ばれているわけでも無いと考えられるのです。
まあ、彼女の発言に興味があれば、記事を確認してみてください。タイトルで検索すると見つかると思います。
AKBの存在が大きいのでしょう
グラビアアイドルが高齢化した原因を求めるとしたら、出版社がAKBを重用したからと考えるのが自然でしょう。最近でこそ大分落ち着きましたが、一時期どの雑誌でもAKBなんで事もありましたからね。
露出の機会が奪われれば、新人のグラビアアイドルが売れる確率が下がるのは当然です。そもそも世間に知られる機会が無ければ、売れようがありませんから。
ということで、それなりに知名度がある高齢のグラドルが残るのは、自然な帰結だと思うのです。また、20代前半の若い人でも、グラビアアイドルとしてそれりに知名度があるのは、10代の頃から売れている人が中心のようです。
つまり、ここ数年は、グラビアアイドルが世に出にくい環境にあったわけです。そして、その原因として一番思い当たるのが、AKBということです。椅子とりゲームで、多くの椅子が最初から埋まっていたわけです。
AKBは一般的な人気は意外と無いのかもね
ちなみに、出版社にとって誤算だったのが、AKBが国民的な人気であるかのように誤解した点でしょうか。一時期は国民的なアイドルであるかのように盛り上げましたからね。まあ、出版社も、煽っていたうちの一つなのですけど。
ところが実際には、一部のファンの間での人気だったみたいですね。一般にそれほど支持をされていたわけでは無いようです。
雑誌などで、AKBを使って売り上げが伸びたと言う話は、聞いたことがありません。ドラマでAKBのメンバーを使うと、高い確率でコケるなんて話もありますしね。
もしかしたら、雑誌に広告を載せてくれるから、そのお返しにグラビアページを分けていたのかも知れません。出版社にとっては、AKBはお得意様のようですからね。
まあ、このあたりは外から見えない部分ですから、何とも言えませんが。
グループアイドルに人材を奪われた?
人気のグラビアアイドルが生まれにくかった理由として、もう一つ考えられそうなのが、グループアイドルが流行ったせいで人材不足だった可能性です。
現在、AKB関連だけで数百人のアイドルがいるそうです。他のグループも含めれば千人以上のグループアイドルがいます。それだけ人材を奪われてしまうと、グラビアアイドルの質が下がっても不思議ではありませんよね。
少し前まで、雨後の筍のようにアイドルグループが出来ていましたから、芸能事務所が何処に力を入れているかは明らかです。グラビアにはそれほど力を入れていないところが多かったと考えるのが自然でしょうね。
ということは、グループアイドルのブームが終われば、グラビアアイドルに回帰する流れもあるのでしょうか。ちょっと興味深いところです。
今後、グラビアアイドルの復権はあるのか?
ネットで調べた情報によると、AKB関連のアイドルが、雑誌のグラビアページを飾る割合は減っているのだそうです。正直に言うと、どの人がAKBでどの人がそれ以外なのか、顔と名前を見ただけでは私には分からないのですけど。
しかも、若手メンバーではなく、それなりに知名度がある人が登場する回数が多いようですね。この傾向も、以前とはちょっと変わったように思います。
ということは、AKBがらみの人が雑誌に露出することは、しばらくは控えめになるのでしょう。AKBがらみのグラビアのニーズが今後もあると各雑誌が判断していれば、出版社としても若手も起用していくはずですから。それをしていないという事は、そういうことです。
また、グループアイドルのブームも、そろそろ終わったのかなあという感じもあります。今後一気に減るわけでは無いとは思いますが、徐々に淘汰されている方向でしょう。
となると、グラビアアイドルになろうという、新しい人材が増えるかもしれません。
- 杉原杏璃が明かすグラドル“高齢化”の理由とは…
デイリースポーツ 2015年5月10日 [↩]
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