藤川球児がレンジャーズを自由契約になり、日本の球団が獲得を模索しているようです。今のところ阪神が獲得の最右翼と見られているようです。はたしてどうなるでしょうか。
ちなみに、個人的にも阪神が濃厚だと思っています。それは、ビジネスとして考えた時に、阪神のメリットが一番大きいからです。
ピッチャーとして投げられないわけでは無さそう
今回の藤川獲得を考えるときに、まず最初に考えないといけないのが、ピッチャーとしてまだ投げられるのかという点でしょう。メジャーに行っている期間はケガがちで、満足に仕事が出来たとはいい難い状態でした。
また、ピッチャーとして投げられるとしても、以前のような成績は期待できない可能性もあります。ウィキペディアを見る限り、メジャーでの防御率5点台でした。メジャーでは速球派が多く、彼のスタイルが通じにくかったという点を差し引いても、実力の衰えは疑いたくなります。
ただ、今回の自由契約も、ケガをして解雇という事では無いようです。一応現状では、プレーすること自体は問題が無いという印象もあります。
以上のことを考慮すると、現在の藤川球児は並みのリリーフピッチャーだと予想することが出来ます。ただ、過去の実績を考えると、それほど安い年俸で獲得するのは無理でしょう。
となると、並みのリリーフピッチャーにそれなりに高い年俸を払えるチームはどこかという話になるわけです。
もちろん、じつは日本で投げれば、かつてのような成績が出せるのかもしれません。プロ目線でそう判断する球団があれば、高い年報も問題にはならないでしょう。われわれ素人ではわからないところで、実力面での高い評価がされる可能性は捨てきれません。
ただ、そういう高評価のチームが現れなければ、やっぱり年俸はネックになりそうです。
阪神にとってメリットが大きい選手
こういう状況であるとなると、藤川が加入したときに一番儲かるチームは何処なのかという話になってきます。観客動員が増えるとか、グッズ販売が増えるなどの効果の有無で、取得すべきかどうか、という話になってくるはずです。
商業面での大きなプラスがあれば、高い年俸と実力の差額を補えることになるわけですね。上手く行けば、年俸以上に稼げる可能性もあります。
これは要するに、日本人のサッカー選手がヨーロッパのクラブチームに行ってプレーする場合と、同じ構図になるわけです。
最近では大分状況が違うでしょうが、ヨーロッパのサッカーチームが日本人を獲得する大きな理由の一つは商業面でした。日本でのテレビの中継やグッズ販売で、売り上げアップが期待できたわけです。
イタリアに行ったときのカズは、明らかに商業面に注目しての獲得という感じでしたからね。今の選手がヨーロッパに渡るのとは、全然状況が違います。
商業面を考慮すると、やっぱり、一番メリットが大きいのは古巣の阪神でしょうね。阪神のファンは藤川に対する思い入れが相当強いでしょう。他の球団に行ったとしても、阪神ほどに営業へのプラスの貢献があるとは思えません。
もちろん、他のチームのファンも、藤川の全盛期の実力は知っているでしょう。ですから、一定の人気は得るはずです。でも、例えば、松坂あたりと比べると、全国的な人気はかなり落ちる印象なのです。
実戦で使える分だけ松坂よりは取りやすい
ただ藤川球児には、すぐにでも実戦で投げられるというメリットがあります。高額の年俸で迎え入れられて、未だに仕事をしていない松坂と比べれば、獲得はしやすそうですね。
彼の実績やら、報道から伝わってくる現状やらを考えれば、どこかの球団が獲得するとは思いますけどね。まあ、順当に行くと阪神だろうという事です。
個人的には阪神以外が取ったら、意外性があって面白いのですが。
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