本田圭祐がオーナーになったオーストリア3部のクラブが、日本でトライアウトを実施

本田圭佑が実質的なオーナーとなったオーストリア3部のクラブで、早速日本人選手を採る動きがあるようです。日本でのトライアウトの要綱が、発表されています。1

その要綱によると、1次選考として書類審査があり、次に東京での2次選考があります。2次選考の合格者は、オーストリアでの最終選考が受けられるという流れです。

ちなみに、申込期間は6月14日から6月24日ということです。結構、慌てて実施するという感じですね。最終選考は7月上旬に行われるということですから、1か月以内に日本人選手が誕生している可能性があります。

自己負担はそれほど大きくないのか?

オーストリアでの最終選考ということで、気になるのはオーストリアへの渡航費用でしょう。ただ、これに関しては、クラブチームが負担してくれるようです。

ということで、実質的な費用としては、2次選考の参加費用1万円と2次選考の会場までの移動費くらいでしょうか。あと、地方から来て参加する人は、宿泊費用も必要ですね。

何にしても、それほど大きな負担がなく参加することが可能なようです。大目に見積もっても、せいぜい10万円程度で済みそうな感じがします。本気の人なら、誰でも参加できそうです。

最低補償とかはあるのかなあ?

今回の要綱を見ていて気になったのが、契約した場合の最低補償のようなものが全く無かったという点です。

もちろん、3部のチームなので、高給が望めないのは当然でしょう。でも、最低どの程度もらえるか位は知っておきたいですよね。それが無いと、怖くて目指せないという人も少なくないでしょう。

プロスポーツはビジネスですからね。情熱だけでは、ちょっと難しい部分もあります。

あと、よく分からないのが、契約はどうするのかという問題です。3部の選手でも、一応代理人をつけて契約をするのでしょうか。当然、外国人選手という事になるので、代理人は付ける可能性が高い気もしますけどね。

何にしても、3部となると全くイメージが沸きません。

どんな人が参加できるのでしょうか?

もう一つ多きな疑問なのが、どんな人が参加できるのかという点です。

Jリーグのチームに所属している人は、原則として無理なはずですよね。契約上の縛りがあるはずですから。

となると、大学生などが対象になるのでしょうか。あるいは、アマチュアチームの選手なのかなあ。都道府県代表として天皇杯に出てくるようなクラブチームとかなら、それなりのレベルでしょうし、参加も可能でしょうか。

それ以外に考えられるとしたら、Jリーグのチームを解雇されたような人たちでしょうか。でも、Jリーグのチームを解雇された人を採るには、この時期はあまり良くないような気もします。ヨーロッパのリーグとは違い、リーグ戦の真っ最中ですからね。解雇者が出やすいタイミングではありません。

こうやって考えてみると、参加者って100人も集まるのでしょうかねえ。率直に言って、ちょっと疑問があります。

レベルはJ3よりも下か?

ところで、オーストリアの3部リーグというのは、実力的にはどの程度なのでしょうか?

知り合いのオーストリア人に聞いた話だと、オーストリアのリーグはドイツと比べるとレベルはかなり落ちるという話でした。まあ、800万人くらいしかいない国ですからね。当然といえば当然ですけど。

そこの3部リーグであることを考えると、あまり高いレベルであることは期待できないでしょうね。日本のJ3よりもレベルが低い可能性だって否定できません。

もっとも、人口が800万人しかいない国に、プロの3部リーグがあることが凄いとは思いますけどね。やっぱり、ヨーロッパにおいては、サッカーの位置づけはかなり高いもののようです。まだまだ日本とは全然違うということでしょう。

おそらく、このくらいのレベルだったら、日本の大学生なども挑戦しやすいかもしれませんね。Jリーグのクラブに入れなかった人でも、チャレンジできると言う意味では、面白い機会なのかも。


  1. 本田が経営参入のSVホルン、日本国内でのトライアウト開催を発表
    フットボールチャンネル 2015年6月14日 []

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