東京新聞がイラク派遣の自衛官の自殺率がビックリするほど高いという記事を載せて話題になっていました。しかし、この数字はおかしな数字だろうと、各方面から指摘されていました。この事実について、東京新聞は誤りを認めたようです。
東京新聞はどんなミスをしたのか?
東京新聞といえば、朝日以上にリベラル色が強い新聞として知られています。そうであれば、最初の時点から意図的に間違えたのでは無いかという疑惑すら持ちかねません。
そもそも自殺率なんて、冷静に考えたら間違いようが無い数字ですからね。「意図的にやったんじゃないの?」と疑われても、文句は言えない立場ですよね。
さてこの計算、どのあたりで間違えてしまったのでしょうか。東京新聞の訂正記事などを読むと、どうも、かなり初歩的なミスをしていたようなのです。
自殺率など何かの発生確率を計算するときには、当然、一定の期間ごとに算出するものです。国内の統計なら1年で計算することが多いでしょう。実際、国内の自殺率は年度ごとに計算されます。
しかし東京新聞の記事では、派遣期間全体を通した自殺者数から自衛官の自殺率を計算していたのです。期間が長くなれば、自殺率が高くなるのは当然ですよね。常識的には、計算する期間が2倍になれば、自殺率も2倍近くなるはずです。
年度ごとの自殺率と比べて数字が大きいのは当たり前だという話にしかならないわけです。
単なるミスなのか意図的な捏造なのか
このレベルのミスをしていたとすると、考えられる可能性は次の2つでしょう。
- 小学生レベルの算数が出来なかった
- 間違いが分かっていたのに気づかないフリをして記事にした
東京新聞の記者は文系出身なのかもしれません。でも、小学生レベルの算数が出来ないとは思いたくないですよね。主張の内容はともあれ、高級紙面をしているのですから、それなりのレベルの人材を記者にしていると思いたいですからね。
となると、やっぱり、知っていてやった可能性を考えたくなるのです。実際に書かれたのは、最初は小さな記事だったようです。自衛隊のイラク派遣を反対するスタンスで読者の印象を操作するために無理やり書いた記事なのでは無いかと思うわけですね。
東京新聞には、こういう間違いが起こった経緯も説明してほしいですね。
ちなみに、個人的には、この記事は捏造であると思いというのが率直なところです。これは別に、東京新聞を悪く言いたいということではありません。この程度の計算が出来ない人間が、新聞記者やら新聞の編集者やらをしていて欲しくないのです。
本当に間違えたのだとしたら、日本の教育レベルが心配になります。やっぱり私立文系でも、数学のテストは必須にすべきじゃないのかとすら思うのです。
ネットニュースとしては流さないのかな?
さて、この訂正記事ですが、東京新聞はネットニュースとしては配信していないようです。こういう態度って、報道機関としてどうなのでしょうかねえ。「姑息」という印象しか持たないのですけど。
東京新聞で記事にしても、それに気づくのは読者だけです。しかも、小さい記事ですから、気づかない人の方が多いでしょう。
普段マスコミは、政治家やら企業やらにあれだけ厳しい態度を取っています。人を殺すまで追い込むことすらあります。それでも、自分達は正義であるというスタンスを貫いていますよね。
それにもかかわらず、自分達のミスは出来るだけ小さく見せようというのは、いくらなんでも公平性に欠けるとは思わないのでしょうか。大きく取りあえげれば、少しは見直したのになあ。
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