個人事業主は厚生年金をもらえないの?| 多くの自営業者は老齢厚生年金をもらえます

個人事業主が入る公的年金は国民年金です。会社員だった人は、厚生年金を抜けて国民年金に入りなおす手続をしないといけないわけですね。これはご存知の方が多いでしょう。

それでは、個人事業主は65歳から受け取る年金はどうなのでしょうか?国民年金の分しか受け取れないのでしょうか。

でも、そうすると、サラリーマン時代に払った保険料は無駄になってしまいますよね。

サラリーマン経験があれば厚生年金がもらえる

実は、少しでもサラリーマンの経験があれば、個人事業主でも老齢厚生年金を受給することが可能です。ただ、国民年金をもらう資格を満たしていないと、老齢厚生年金ももらえませんけどね。

逆に言うと、サラリーマンの経験があって国民年金の受給資格を満たしている人は、一応厚生年金ももらえるわけです。

個人事業主が会社をやめ自営業者になった時点で、確かに、厚生年金の保険料を払い続けることはできなくなります。ただ、それまで払った厚生年金の保険料は、無駄になるわけではないのです。

大雑把に言うと、サラリーマンとして働いた期間と支払った保険料に比例する形で、老齢厚生年金ももらえます。もちろん、働いた期間が短い分、定年まで勤めた人と比べると額は小さいですけどね。

ということは、独立するタイミングが遅ければ遅いほど、多くの厚生年金がもらえるということでもあります。

いきなり自営業をはじめない限り厚生年金はもらえます

サラリーマンを経ないでいきなり自営業を始める人は、それほど多くないでしょう。ということは、多くの自営業者が老齢厚生年金を受け取れるということでもあります。

ですから、老後の計画を立てるときには、この部分の金額を考慮しないといけません。10年とか20年とかのサラリーマン期間があれば、それなりの額にはなるはずですからね。

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