最近は、若者のテレビ離れが深刻だといいます。実際、統計などにも表れていますね。1
とは言っても、本当に若者がテレビを見なくなったのかは、肌感覚としては分かりづらいところもあります。たくさんの若者を自分の目で観察したわけではありませんから。
ところが最近、テレビを見てるのはやっぱり中高年だと感じさせるニュースがありました。ある番組で、明らかに中高年に受けがいいと思われるシーンの視聴率が飛びぬけてよかったのです。
こういうニュースを見ていると、テレビは若者のためのものではなくなっているのだろうなあと言う感じが強くします。
具体的にどんな番組かというと、年1回フジテレビ系列で放送されるFNS歌謡祭という番組です。その中で一番視聴率を取ったのが、中山美穂の登場シーンだった事が話題になりました。
中山美穂に興味を持つ層って、明らかにある程度年齢が高い人たちですよね。10代20代の人が興味を持つとは思えませんから。
そもそも、中山美穂を引っ張り出してきたと言うのが、中高年を意識した番組作りと言えるでしょう。その層に媚びた方が、視聴率が取れると思った分けです。
紅白歌合戦も中高年に媚びている感じ
ちなみに、紅白歌合戦のキャスティングを見ても、中高年に媚を売っている感じは伺えます。
今年の紅白で注目されたのは、ももクロときゃりーぱみゅぱみゅの落選でした。若者受けしそうな2組を切ったわけです。
まあ、実際には、ももクロは中高年のファンも多いような気もしますけどね。でも、きゃりーぱみゅぱみゅのファン層は間違いなく若い人中心でしょう。
その一方で、小林幸子や近藤真彦が復活していたりもします。小林幸子はネット配信などが注目されていましたら、復活は分からなくもありません。しかし、近藤真彦は明らかに中高年の視聴者を意識した話題づくりのための選出でしょう。
もっとも、いまさら近藤真彦を紅白に出したところで、中高年に受けるのか疑問なところはありますけどね。個人的には彼の人選はよく分かりません。
まあ、中山美穂が受けたのですから、近藤真彦が受ける可能性があることを否定はしませんけどね。
人数が多く割合も高ければ、その層に媚びるのは自然
少子化の影響で、最近は若い世代の比率が小さくなっています。その上、世論調査などを見ると、若い人でテレビを見る人の割合は減っています。
こういう状況なら、テレビを作る側が中高年に媚びるのは不思議ではないですよね。ただ、中高年向けに昔活躍した芸能人を連れてくるような番組作りをしていると、新しいものは生まれにくいでしょうね。
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