テレビドラマの視聴率が悪いのは脚本のせい?| マーケティングの時点での失敗と判断するほうが自然でしょう

フジテレビの「OUR HOUSE」というドラマの視聴率が、結構大変な事になっているようです。ビデオリサーチの調べによると関東地区では、初回から4.8%→5.0%→4.0%と推移しているのだとか。1

2.8%という低視聴率を出し今世紀最低の視聴率と言われている「HEAT」の記録を抜くのではないかと、注目が集まっています。ちなみに、「HEAT」もフジテレビのドラマです。

視聴率が悪いのは脚本のせい?

この低い視聴率に対して、Yahoo!ニュースのコメント欄では、脚本が悪いのが原因であるという意見がいくつか見られました。ちょっと引用してみましょう。

キャスティングより
脚本がおもしろくなければ見ない

まず、プロットが一昔前のという感じ。

話が今風じゃないので受けそうもない。

こういうコメントを見ると、なんとなく説得力がある感じがしますよね。確かに脚本が悪いドラマは、視聴率も低そうですし。

でも、冷静に考えると、この意見ってちょっとおかしい気がしませんか?

1回も見ない人には脚本なんて無関係

そもそも1回もドラマを見ていない人は、脚本のよしあしなんて判断で出来ませんよね。ということは、今回の視聴率の話で脚本が直接影響するのは5%から4%に落ちた1ポイント分だけという事になります。

連続ドラマの場合は、初回だけは必ず見るという人がいるそうです。ということは、2回目以降は視聴率が多少落ちるのは自然な事でしょう。そう考えると、脚本が原因だとは言いにくいのが率直なところです。

もちろん、脚本が悪い可能性は否定しませんよ。でも、状況証拠から考えて、3回目までの視聴率が悪いのは違う原因でしょう。

ここからさらに視聴率が下がって初めて、脚本が視聴率に影響を与えるという話になってくるわけです。

最大の要因はマーケティングの失敗

はっきり言って、このドラマが今までのところうまく行っていない最大の要因は、初回の視聴率が取れなかったことです。初回の視聴率さえもう少し高ければ、ここまで酷い事にはならなかったでしょう。

つまり、フジテレビのマーケティングの弱さがこの惨敗につながっているわけです。視聴者に興味を持ってもらうような作品を提案できなかったわけですね。

事前の話題づくりに失敗したのか、キャスティングが悪かったのかは分かりません。ただ、視聴者をひきつける売り出し方はできていなかったわけです。

フジテレビのドラマ部門はマーケティングが弱い

ちなみに、2016年の4月からのドラマでは、フジテレビはすべてのドラマの視聴率が悪いようです。もちろん「OUR HOUSE」が一番の低視聴率ですが、他のドラマも軒並み苦戦しています。

例えば、福山雅治主演の「ラヴソング」の直近の視聴率は8.5%なのだとか。福山雅治を使って数字を取りに行ったのに、大コケしている状態と言われています。2

この状況から考えると、少なくともドラマに関しては、フジテレビのマーケティングはかなり弱いと考えてよさそうですね。まあ、現状を見ていると、ドラマに限った事ではなさそうですけど。

昔は、もっとマーケティングに強い会社と言うイメージがありました。本当に全くイメージが変わってしまいましたね。

外から見ていて、ちょっと哀れに感じるほどです。


  1. フジ「OUR HOUSE」低迷 今世紀最低「HEAT」と視聴率の推移を比べてみた
    東スポWeb 2016年5月6日 []
  2. 月9「ラヴソング」第4話視聴率は8・5% 自己ワースト更新
    スポニチアネックス 2016年5月6日 []

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