個人的な話ですが、自宅近所のパン屋が閉店することになりました。数日前にも触れた、閉店情報の見せ方が下手なパン屋です。
このパン屋、閉店までの1週間、大幅な割引をすることにしたようです。まあ、良くある閉店セールですね。
でも、この閉店セールで意外な事が起こりました。午前中の早い時間にほとんどのパンが売り切れてしまい、普段昼時に買っていた人が買おうと思っても、全く買うものが無い状態になったのです。つまり、閉店セールをやったことで、常連が最後に買う機会を奪ったことになるわけです。
もともと個人経営のパン屋です。最後に安売りして、少しでも儲けてという感覚でやった閉店セールではないでしょう。だって、生産能力に限界がありますから、安売りしたからといって、販売個数が大幅に増えるわけではないでしょうから。
それに、そもそも閉店セールで売り上げを伸ばしたいのなら、昼前に商品がなくなるなんて愚行は絶対にしないはずですよね。明らかに見込み違いだった可能性が大きいわけです。
この仮定が正しいのなら、普段買ってくれていた人に少しでも安く売ってあげたいと思ってやった閉店セールだったわけです。しかしその結果、昼時に利用していた人には、購入の機会すら与えられなくなったわけですね。
なんとも皮肉な話です。最後に常連を切り捨てる結果になってしまったわけですから。
もちろん、私の考えていることが正しければという前提はつきますけどね。まあ、多分正しいと思いますけど。
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