テレビの視聴率調査をしているビデオリサーチが、視聴率調査をしている世帯で録画視聴の調査も行うようになるようです。現在も録画視聴の調査をしていますが、そのやり方を変えるという事のようですね。1
現在(2013年9月30日以降)は、600世帯で通常の視聴率調査を行い、300世帯で録画視聴の調査を行ってきました。これを変更し、2016年10月3日以降は900世帯で通常の視聴率の調査と録画視聴の調査を行うという事のようです。
テレビをリアルタイムで視聴しなかった層が、その後の録画番組を見たのかという調査も可能になるのかな。ということは、より正確な視聴率の調査ができることになるわけですね。
おそらく、テレビ局の要請があって、こういう決断をしたという部分もあるのでしょうね。テレビのリアルタイム視聴率が低くても、その後録画したものを見ているとなれば、テレビ局も営業はしやすいでしょうからね。
ただ、率直に言って、今回の変更は根本的な問題点の解消になっていないように思えてなりません。こんなことよりも、もっとやることがあるはずです。
視聴率調査をするなら、そろそろ世帯ごとの調査はやめにすべきですよね。家族が一緒にテレビを見る機会が減っている以上、現在の一家に一台という調査は、完全に実態に合っていません。
そのくせテレビの出演者は、全国ネットの番組で視聴率10%だと、1,000万人以上が見ているなんてことを平気で言います。視聴者をなめているにも程がありますよね。
- 関東地区テレビ視聴率調査の仕様変更について
~ サンプル拡張とタイムシフト測定 ~
ビデオリサーチ プレスリリース 2016年8月26日 [↩]
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