今年もノーベル賞の受賞者が発表される季節がやってきました。発表の初日に、ノーベル医学・生理学賞を大隅良典氏が取っています。
ここ数年は、日本人がノーベル賞を取るのが珍しくなくなっています。2000年以降の受賞者数は、アメリカに次いで2位らしいですからね。慣れるのも無理からぬところでしょう。
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憲法9条をノーベル賞にっていう人を見なくなった気が
ところで、個人的に気になっているのは、憲法第9条でノーベル賞を取ろうとしている人たちです。去年までは大騒ぎをしていましたよね。
ただ、今年はあまりそういう主張を聞かないような気がします。すっかり諦めてしまったのでしょうか。
ノーベル賞の選考基準だと、そもそも、日本国民全体が受賞するなんて事はあり得ないんですよね。もともと無理な事ですから、諦めるのは自然な事のような気もします。
また、韓国民が受賞の支援をするなど、政治的な目的でつかわれているのが明確ですからね。選考にあたる人がまともなら、政治利用されそうな候補は当然避けるでしょう。
もっとも世界遺産などでは、絶対に通らないと思われた政治的な意図を持った申請が、あっさり通ることもありますけどね。
ノミネート?書類を受理しただけじゃないの?
さて今年は、9条の受賞をどのくらい本気で狙っているのでしょうか。あるいは、どの程度の関心があるのでしょうか。ちょっと調べてみました。
まず、Yahoo!ニュースで「9条 ノーベル賞」で検索しても、それらしいニュースは出てきませんでした。まあ、当然と言えば当然でしょうか。
Googleニュースで検索すると、何件かそれらしい記事が出てきますね。一番最初に出てきたのは、朝日新聞の「憲法9条、ノーベル平和賞にノミネート 3年連続」という記事でしょうか。1 でも、かなり胡散臭い感じがします。
何が胡散臭いのかというと、「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会というところは、ノーベル賞にノミネートされたと言ってます。でも、実は、書類を受理したという程度の話なんですよね。なぜならノーベル賞の選考では、候補は絶対に外部に漏れないことになっていますから。
本当に受賞候補としてノミネートされているのなら、客観的な証拠を示していただきたいものです。
書類の受理をノミネートだとすることで、政治的な効果を狙ったのでしょうけどね。さすがにバレているんじゃないでしょうか。
こう何年も続けてだとね。
受賞を予想するブックメーカーもあるんだね
もう一つ見つけたのが、NHKのニュースです。パディパワーというイギリスのブックメーカーが、憲法9条を平和賞の8番目の候補に選んでいます。
一応、取り合ってくれるところもあるようですね。泡沫候補みたいですけど。
ただ、よその話題が出ていないところを見ると、ここだけなのかもしれません。
ちなみに、NHK はサイト内でも憲法9条を有力であるかのような伝え方をしています。さすがNHK と言っておきましょう。もちろん、そういう意味です。
9条の受賞の可能性を報じるところは少ないようです
NHK や朝日新聞では多少の報道はあるようですが、そのほかのところは相手にもしていないようですね。よっぽど肩入れしているところ以外は、相手にするのも馬鹿馬鹿しいのでしょうね。
そもそも、日本の憲法9条に近いものって、他国でも持っている場合が多いですからね。日本だけが受賞するとしたら、かなりアンバランスです。
とりあえず、発表前の段階では、昨年や一昨年と比べると、関心が薄いことはよく分かりました。
- 憲法9条、ノーベル平和賞にノミネート 3年連続
朝日新聞デジタル 2016年5月10日 [↩]
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