論理的に矛盾している文章は読者からの信頼を失うから注意しましょう| 偉そうなことは言えませんが

ネットニュースなどを見ていると、誤字脱字が意外と多くて驚きます。ネット限定のものは、十分にチェックしていないのかもしれません。

ネット専用の記事であろうと、誤字脱字が目立つ記事は信頼性も失うものです。誤字脱字だらけの記事なんて、説得力がないですよね。

論理的に矛盾している記事はさらに信頼できない

ただ個人的には、誤字脱字以上に問題だと思う記事があります。論理的に矛盾している記事です。

論理的に矛盾している文章をみると、書いている人が能力が無いのではないかと疑いたくなるのです。

誤字脱字なら、単なるミスである可能性も大きいです。でも論理の矛盾となると、その人の思考力も疑わないといけません。思考力が無い人が書いた文章は、どう考えたって、信じる気にはならないですよね。

こんな文章が書かれていたら記事を信じられますか?

そんな例を一つご紹介しましょう。

行動経済学について調べていたら、ビジネスジャーナルの記事の中に次のような文章を見つけました。

例えば、100人のうち、「あるダイエット法でやせた人が40%」といわれるのと、「6割の人が、体重が変わらなかった」といわれるのでは、受ける印象が真逆になる。言っていることは、同じだというのに。1

この文章の矛盾点、分かるでしょうか。

「あるダイエット法でやせた人が40%」と「6割の人が、体重が変わらなかった」は、言っていることが同じではありませんよね。なぜなら、6割の人の体重が変わらなかったとしても、4割の人の体重が減ったとはならないからです。体重が増えた人がいる可能性もありますから。

この人の文章はちょっと信じられないよね

こんな基本的な部分で論理の矛盾があると、この人の書いた文章は大丈夫だろうかと不安になるわけです。あるいは、編集はちゃんと査読をしているのだろうかといったあたりも気になります。

もちろん、単なる勘違いの可能性も大きいのでしょう。だとしても、読み手からの信頼は一気に失ってしまうでしょう。記事を書いた本人がミスをして、チェックした人間も見逃したわけですから。

ビジネスをやっていると、ウェブサイトなどに掲載する文章を書く機会がある人もいるでしょう。そういう人は、誤字脱字だけではなく、論理的に矛盾が無いかも十分に注意して書くようにしましょう。

そして、可能な限り、論理的な矛盾点まで含めて第三者にチェックしてもらうようにしたいものです。それを怠ることで、失う信頼があるかもしれません。

もっとも、小規模でやっている場合、文章の細かいチェックまではなかなか難しいのですけどね。

まあ、可能な限り頑張るようにしましょう。


  1. 「おトクだ!」と錯覚して実は高額な無駄遣い…「安い」「無料」の巧妙な罠
    Business Journal 2016/7/6 []

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