保有効果をビジネスに応用するにはどうしたらいい?| 中古マンションを試しに住めるようにするっていうのはどうでしょうか?

前のページに書いたように、人間というのは自分の持ち物は価値が大きいと評価する傾向があるようです。これを保有効果と言います。

さて、この保有効果ですが、何かビジネスに応用できないでしょうか。

これも前のページに書いたように、使ってみて満足しなければ返金に応じますという仕組みは、保有効果を活かしたものですね。いったん自分の物になると価値が高いと感じられ、返品しづらくなるわけです。

これをヒントに、いくつかアイディアを出せそうです。ちょっと考えてみましょう。

中古マンションを数か月間試しに住めるようにするというのはどうでしょう?

例えば、中古マンションの販売で、購入前に数か月間程度住めるというプランはありかもしれませんね。購入前提で住むということなら、保有効果があるために、意外と解約の確率は小さくなりそうです。

敷金やら礼金やらは普通に取るようにし、購入が決まったらそれを返すようにすれば、貸し手にも借り手にもデメリットは無さそうです。

また買う側にとっても、購入前に試しに購入予定のマンションでの生活ができるのなら、メリットを感じるはずですよね。そういう意味では、購入のハードを下げる効果があるのではないでしょうか。

とは言え、この方法を採用している会社は、それほど多くないようです。いい方法だと思うんですけどね。使われないのには何か理由があるのでしょうか。

とりあえず、すぐに現金化したいと考えている売り手には、向かない方法だと思いますけどね。

いったん相手の持ち物にさせるというのがポイントか

保有効果を使うなら、いったん見込み客の持ち物にさせることを考える必要がありそうです。見込み客が自分のものだと認識すれば、保有効果が作用して購入につながるわけですね。

その意味では、レンタルに関する商品は、買取のオプションをつけておくなんてことも効果があるのかも。まあ、色々と、検討してみる価値はありそうです。

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