自宅近くの丸善に行ったら、PDCAサイクルに関する書籍が平積みになっていました。それも何冊も。
それにしても、何で今PDCAサイクルなのでしょうか。ちょっと不思議ですね。
PDCAサイクルって何だ?
ご存知の方も多いでしょうが、PDCAサイクルと言うのは業務管理手法の一つです。
4つのアルファベットは、それぞれ、P:plan、D:do、C:check、A:actionの略です。計画(plan)を立て実行(do)し、実行した結果をチェック(check)して、改善(action)が必要な部分を検討するという流れを表しています。
action が済んだら、それを踏まえてplan を作ります。このように4つの過程を永遠に繰り返していくのでPDCAサイクルと呼ばれるわけです。
なぜ今になってブームが?
PDCAサイクルの考え方は、それほど難しいものでは無いでしょう。ただ、実際にこれを行おうと思うと、うまくいかないこともあるはずです。
例えば、PDCAを行いやすくするためには、どんなふうに計画を立てれば良いのか分からないですよね。何かコツみたいなものがあるはずです。
PDCAサイクルをうまく回すために、その具体的な方法を説明する本が出版されるのは十分に理解できます。でも、そんなに何冊も出版する理由はよく分かりません。一冊あれば十分なような気がするのです。
そして、書店で平積みになっているのも、ちょっと理解できません。というのも、PDCAサイクルと言うのは、第二次世界大戦後に作られたものらしいからです。ウィキペディアの情報ですから、どの程度の信頼性があるかは分かりませんが。
なんにしても、作られてからかなりの時間が経っている事だけは間違いないでしょう。ゆうに半世紀以上たっているのに、平積みにして解説書を売るほどのものなのかと思ってしまうのです。
手あかがついたものでブームを起こすのが見事
Amazon.co.jp をチェックしてみたところ、ビジネス・経済 の 売れ筋ランキングで「鬼速PDCA」という本がトップでした。この本が売れているので、関連書と言う事で、他のPDCAサイクルの本も平積みになっていたのでしょうか。
- 鬼速PDCA
冨田和成 (著)
Kindle版:¥ 699
単行本(ソフトカバー):¥ 1,598
なんにしても、Amazon.co.jp でもトップという事だと、確かにPDCAサイクルはブームになっているようですね。
それにしても、こんなに古いものを使ってブームを作るというのも、なかなかすごい事ですね。
何年か前にドラッカーの本が流行りましたが、それと同じ感じかな。
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タグ: PDCAサイクル