新型コロナで、検査難民なる言葉が生まれたようです。コロナの検査を受けさせてもらえない人を指すようですね。
検査すらさせない、酷い日本政府とでも言いたいのでしょうか。困っている人に焦点を当てるのは、マスコミのよくやる手法です。
マスコミがまた悪質な煽りをしているというのが、私の率直な印象です。彼らも分かっているはずなんだけどなあ。
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コロナで踊らされる人たち
新型コロナに関しても、残念ながら、マスコミに踊らされる人が多いようです。
このサイトでは、一貫して書いているんですけどね。この手の人は、減りませんねえ。マスコミのスタンスも変わりませんし。
特に今回は、命に関わることです。だから、踊らされてしまう人も敏感に反応しているように感じます。
こういう傾向を、問題だと感じている人も多いのでしょうけどね。やっぱり、マスコミの影響力って大きいようです。
一見正しい主張は、本当に正しいのか
今回のコロナに関する報道で、特に酷いと感じるのが、希望者全員に検査をさせるべきというような論調です。一見しただけだと正しい主張に見えるので、簡単にマスコミを信じてしまう人も多いようです。
でも、検査しないのには、それなりに理由があるのです。ネットなどでちゃんと解説している人もいるので、冷静に情報を集めたら納得できるはずです。
まあ、踊らされてしまう人は、それそらしてないのでしょう。マスコミの流す「怪情報」を、鵜呑みにしていると思われます。
検査すると害のほうが大きい
重症化するまで検査をしない理由は、非常に簡単です。そもそも、軽症の段階では、検査してもあまり意味がありません。それどころか、検査をした方が社会全体で見て害が大きいのです。
このあたりの情報は、バズフィードジャパンの記事に専門家のインタビューがありました。「新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの? 感染管理の専門家に聞きました(BuzzFeed Japan 2/26(水) 12:41配信)」
以下の私の記述も、その記事をベースに書いています。詳しく知りたい人は、元の記事にあったってください。
一つ一つ行きましょう。
検査をしても有効な治療法がない
今回のコロナには、特効薬の類はありません。検査でわかったから、「それで?」という話なのです。
現段階では、軽症の場合は、自然治癒を待つしか無いのです。風邪を引いたときと同じです。
そして、それだけで治ってしまうケースが大半のようですね。ですから、軽症の人の検査には、意味はありません。
検査をする方がマイナスが大きい
そして、それ以上に、検査には大きなデメリットが有るのです。実は、これが深刻です。
そもそも現段階では、新型コロナは、検査の精度が低いと考えられています。それにより、次のようなケースが考えられます。
①病気なのに病気ではないと判断されるケース
②病気でないのに病気だと判断されるケース
これはどちらも問題です。特に大きいのは②のケースでしょうか。
病気でない病人を生んでしまう
例えば、病気でないのに病気であるとされる確率が1%としましょう。10万人の病気でない人を検査すると、1,000人の病気でない病人を作ってしまうのです。
実際、検査の程度がどの程度かはわかっていません。しかし、この精度が悪ければ悪いほど、病気にかかっていない患者を生み出すわけです。
そして、検査精度は、更に悪い可能性も小さくはありません。
重症患者を見殺しにする結果に
こうなると、明らかに、医療リソースを食ってしまいます。病院のベッドが足りなくなる可能性があったり、医師や看護師の時間を取られるのです。
ですから、無意味な検査で患者を増やしてはいけないわけです。
本来は病気でない人に時間を取られ、重症の人にかける時間が短くなる。こんな馬鹿な話はありませんよね。
なんのための検査か考えたら、やめておいた方がいいと考えるのは明らかです。
マスコミが分かっていないはずがない
この程度のことを、マスコミがわかっていないはずがありません。しかし彼らは、検査難民なる言葉を生み出し、検査をしないことを非難します。
彼らが煽れば煽るほど、必要な人の治療の機会が失われるのにです。よく人権などと言えたものだと思ってしまいます。
この程度のものだと思って、上手に付き合っていくしか無いんですけどね。ただ、影響力はあるのですよね。いまだに、鵜呑みにしている人も、少なくないようですから。
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